本命バンドを必死に追いかけ、情熱的にバンドを愛するバンギャル。彼女たちの情熱的な愛情は、そんじょそこらの恋愛体質の女子とは比べ物になりません。かつて筆者もバンギャル時代、バイト代をつぎ込み、全てのライブに参戦し、行われるインストアイベントに全部行きたいがため、イベントチケットの入っている音源を店舗ごとに複数買い。メンバーへの差し入れは毎回、急なライブにも行けるよう時間の融通のきくバイトをし、一般の人から見ると異常だと言われるくらい情熱的にバンドを愛したものでした。バンギャルのように情熱的な愛し方をすれば、マンネリカップルだってもう一度燃え上がることが可能なのではないでしょうか。筆者が今まで出会ったバンギャル達の愛し方を参考に、彼を情熱的に愛し、マンネリを解消する方法をご紹介いたします。
1. 入り待ちをする
タレントや芸能人の熱心なファンは出待ちをすることがありますよね。しかし、バンギャルは出待ちだけでなくライブ当日、メンバーがライブハウス入りする昼前後の時間帯に「入り待ち」をし、差し入れや愛を届けます。
これをマンネリカップルに応用するならば、自分の家に彼を招くオウチデートの際、ただ部屋で待っているだけではなく、駅までお迎えに行ってあげるのはいかがでしょうか。わざわざ迎えにきてくれたあなたに彼はときめくはずです。お迎えをしたのですから、もちろんお見送りも忘れずに。
2. インストアイベントやワンマンの日はセットサロンにて髪をセット
バンドマンと近距離で直接話す事のできるインストアイベントや、ワンマンライブのような特別な日は、セットサロンに行って髪の毛をセットするバンギャルもいます。筆者もワンマンや主催ライブの日は気合いを入れて、サロンで40分程かけて髪を盛ってもらっていました。
付き合いが長くマンネリ化してしまうと格好も適当になってしまっていませんか? 彼の誕生日や記念日など、特別な日は少し時間をかけてでもオシャレをしましょう。「自分のためにいつもと違う格好をしてくれた」と彼が感動してくれますよ。
3. 専門用語を使う
バンギャルの会話を一般人が聞くと、外国語のようで意味が分からないと聞いたことがあります。確かに、麺(V系バンドマンのこと)、最前(客席の最前列のこと)、ドセン(ドセンターの略で客席の真ん中のこと)、オキニ(バンドマンのお気に入りのファンのこと)、全通(全部のライブに参戦すること)など、V系用語は多く存在します。
マンネリ化した二人も、付き合い始めの頃は二人にしか通じない言葉を作り、他の人には言えないような恥ずかしい言葉遣い、例えば赤ちゃん言葉で話したりなどしたのではないでしょうか。二人だけの専門用語を使えば、二人の世界が濃密さを増すこと間違いなしです。
4. ハードスケジュールをこなす
ライブに行くためには当然ですがチケット代や交通費が必要です。ライブ資金を稼ぐため、バンギャルは働き者が多いのです。遅番のバイトに出た後、その日の夜行バスで遠征ライブへ旅立ち、ライブを楽しんだ後は夜行バスにて夜明けに帰って来て、そのまま早番のバイトのため職場へ直行、というハードスケジュールをこなすバンギャルも珍しくありません。ハードですが、ライブに行ったら楽しめるので苦には思わないのです。
恋愛も同じように、彼に会う時間を作ることが大事です。付き合い始めの頃、彼と休みが合わなかったとしても、工夫して時間を作っていた方もいるかもしれません。その時のことを思い出して、もう一度ハードスケジュールをこなしてみましょう。大変かもしれませんが、彼と一緒にいる時間は大切だと感じることだと思います。
5. メンコ(メンバーコール)をする
バンギャルはライブ中、大好きなメンバーの名前を叫ぶ「メンコ」(メンバーコールの略)を行います。メンコをされたら気合いが入るというメンバーもいます。
マンネリ化したカップルは、次第に会話が減り、お互いの名前を呼ばずに「ねぇ」などの呼びかけだけになってしまう場合があります。名前を呼ぶことは、きちんと相手を認識して、大切な存在としていることの現れです。彼の名前を呼んで、マンネリ化を食い止めましょう。
おわりに
バンギャルたちの情熱的な愛し方、いかがでしたでしょうか。マンネリ化に悩むカップルは、上記の項目を参考に、できるだけ早く解消してくださいね。
(姫野ケイ/ハウコレ)