1.今はどんな時期?
11月上旬に、暦の上では立冬を迎え、冬の時期に入りました。日が落ちるのが徐々に早くなりますが、12月22日の冬至には、もっとも夜が長くなります。1日に例えると、この時期は「夜の時間」。夜になれば、寝る前に心を落ちつかせてゆっくりと1日を振り返りたいもの。また、しっかりと睡眠と取ることで明日への元気を養う時間でもあります。季節の流れをあなたの1日と置きかえて考えれば、お誘いを受けてもどこか気乗りがしないのは、ある意味自然なことと言えます。
2.陰陽で考える、この時期を過ごすポイント
1年で最も夜が長くなる冬至までのこの期間は、最も「陰の気」が極まる時期です。春から夏の「陽の気」が高まる季節は多少の無理をしても季節の気が後押ししてくれますが、陰の気が高まっている時に無理は禁物。外へ出ようとするより、意識を内側に向けてみると良いでしょう。落ち込んでしまうのは自分のせいではなく、季節の流れに身体が自然な反応しているだけ。秋までに貯めたエネルギーで過ごすような気持ちで、自分を労りながら日々を送るよう心がけるとより良いです。
3.オススメの過ごし方
この時期はゆっくり自分の心と向き合ってください。付き合いでパーティや忘年会に参加する必要がある人は、普段話せない職場の上司や同僚とじっくり会話することを心がけてみましょう。また、冬至は易の言葉で「一陽来復」とも言い、物事がよい方向に向かうことを意味しています。季節的にはまだまだ寒い冬の時期ですが、暦の上では冬至の日を境に、陽の気がまた少しずつ増してきます。今なんとなく気持ちが沈みがちの人も、上手に気の力を借りて冬至を越してからはエネルギーを得ることができるはずです。
4.恋愛運アップのために
冬至までは来年に向けてご縁をつなぐぐらいの気持ちで過ごしてみましょう。それまでに無理を重ねていた人は、少しだけ気を抜いて自分の素を出すと、案外良い反応が返ってくるはずです。冬至を越えたらすぐにがんばろうとするのではなく、春に向けてそれまでに得た出会いを育てつつ、その中からいいものを選ぶぐらいの余裕を持つこと。