1.”自分の意見”を恐れず言える
「ハッキリとした口調で話す女とは、また話してみたいと感じる。なぜ?それは、こちら側もハッキリせざるをえなくなり、快感を味わえるからだ。彼女の率直さが、こちらにも伝染する。(中略)ありのままの感情や感覚を言葉にするのだ。当然、リスクを背負う。その潔さが信頼に値するのである。」
ポイントは、ハッキリと自分の意見を伝えるというときに、「強い語調で話す」と誤解しないこと。あくまでも、自分の意見を伝えるためハッキリと話すのです。
それには「丁寧さ」が不可欠です。率直な意見交換ができる相手は確かに話していて心地良いし楽しいですよね。
2.余計なひと言を言わない
「”ひと言”は言葉生活の危険な切り札になりうるのだ。”ひと言”を口にしたばっかりに、自分のイメージを台無しにすることがあるし、信頼関係を歪めることもある。”ひと言”の取り扱いに注意しよう。裏を返せば、すでに取り扱いに注意し、よけいなひと言を言わない女はそこに存在しているだけで輝く。」
よけいなひと言を言ってしまったばっかりに・・・と、自分の言ってしまった言葉に後悔をしたことはありませんか?言ってしまった言葉は、どれだけ謝って例え相手が許してくれたとしてもなかったことにはなりません。
普段から、言わなくていいことは言わないという意識を持つことは必要ですね。
3.肯定的に物事を捉えることができる
「肯定的なスタンスで話す女は、自分の欠点を恥じないので、卑下した口調にならない。彼女は不完全な自分や不完全な現実に対し、ブツブツ文句を言わずに、直視する。」
自分自身に対し否定的に捉えてしまう人は多いと思います。特に落ち込んだときにはそうなりがちですよね。でもそんな時こそ自分自身と向き合いじっくりと対話し、そして「まあ、しょうがないわ」と考え、次の一歩を踏み出せる女性は同性から見ても素敵ですよね。
4.受け身ではない
「「私はこう感じる。こう考える」という話し方は、受け身ではない。自分が自分であることを発表することだし、その作用を他に及ぼす、働きかけなのだ。(中略)すると、相手は会話している手応えや張り合いを感じ、熱くなるはずだ。受け身でない話し方の女は、相手の知性を熱くさせる。」
知的な会話ができる女性と話していると楽しいものです。映画を観ても、カフェでお茶をしているだけでも、常に新鮮さを感じます。それはきっと、彼女の感性を惜しみなく見せ、話してくれるからではないでしょうか。男性はそのあたりの「新鮮さ」に魅了されるんですね。
5.好奇心を大切にしている
「好奇心があれば、探求心もじっとしていない。そして好奇心と探求心が進む先には、思いがけない何かがある。それは誰かとの出逢いであったり、あるいは自分自身の未知の感情との出逢いであったりする。」
つまり、好奇心があるとそこに「なぜそうなるの?」「どうしてあなたはそう思うの?」という、子供のような無邪気な探求心が生まれるのですね。
「ねぇ、そのお話し面白い。もっと聞かせて」と、彼が会話のつなぎに「つまんないだろうな・・・」と思いながら話した仕事の話にさえ興味を持つ彼女に、彼は楽しく自分の話ができるのでしょうし、一緒にいて楽しい時間を過ごせるのでしょう。
おわりに
いかがでしたか?ひとと違うからと言って隠すのではなく、自分自身と向き合いながら、あなたの個性をどんどん伸ばしていきましょう。そうすれば、あなたもきっと彼を魅了する、素敵な女性になれるはずですよ。
参考文献:八坂裕子著『頭のいい女 悪い女の話し方』PHP文庫
(水月紗綾/ハウコレ)
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