彼のやる気を引き出そうとしても、なかなかすぐには行動として変化が見られないこともあります。しかし、脳は訓練次第で、経験からやりがいという報酬を得てドーパミン(脳内麻薬物質)を放出し、それを糧にやる気を出すことが可能です。つまり、ドーパミンが出るように工夫すれば良いということですね。
そのためのひとつの方法として、神経学者のジュディ・ウィルズは、小刻みな目標の設定を挙げています。目標を細分化して、ひとつひとつの達成感を味わうようにするのです。そしたら、やらなくてはならないタスクに対し、報酬としてドーパミン反応が与えられるようになります。
もしも、彼をやる気にさせたいなら、小さな目標をいくつも設定し、達成するごとにこまめに肯定的なフィードバックを味わえるようにすれば良いのです。例えば、どんなに小さなことでも「すごいね!」「頑張ったんだね」と反応を返してあげるのです。そうすれば、ひとつのステップをやりとげるたびにドーパミンが脳を駆け巡り、その状態で次の課題に向き合えるようになるでしょう。
いわば、彼の脳を「ほめて伸ばす」のです。ちなみに、ドーパミンの濃度はやる気にとって、それほど重要ではありません。むしろ、いかに勤勉に物事を掘り下げられるかのほうが大事です。ドーパミン分泌と心構えの両方が揃ってはじめて、やる気を発揮できるのです。
●美と食のメソッド
れんこんの栄養成分としてまず挙げられるのは、豊富なビタミンC。その量はレモンの2/3。ビタミンCの効果で肌のハリを保つコラーゲンの生成が助けられ、シミやシワなど肌の老化を防止してくれます。また、ビタミンCは疲労回復やストレスの軽減にも役立ちます。
そして有難いことに、れんこんのビタミンCは熱に強く、加熱しても壊れにくい特徴があるため、効率的にビタミンCを摂取できます。
さらに、近年注目されているれんこんの成分が、「ムチン」(粘り成分)と「タンニン」(ポリフェノールの一種)。ムチンはタンパク質や脂肪の消化を促進してくれるほか、皮膚の深いところでヒアルロン酸の量を増やす効果が期待できます。
タンニンには花粉症などのアレルギーを抑える効果や、血管を収縮させる作用があることから止血にも利用されています。それ以外にも食物繊維、カリウム、鉄、銅、亜鉛などのミネラル、フラボノイドやアルカロイドをバランスよく含んでいます。れんこんは、免疫力を高めるにはうってつけの食材ということなんですね。
そこで、彼のやる気スイッチを刺激するためのレシピをご紹介いたします。
●彼をやる気にさせるためのレシピ
☆蓮根の蒲焼き☆
蓮根は血管を丈夫にし、血行をよくし新陳代謝を活性化させます。それ以外にも、鼻血 鼻炎、鼻づまり、下痢、咳、痰、二日酔いなどにも効果があり、普段から食することで免疫力を高めてくれます。見た目も「蒲焼き風」にして食欲をそそるレシピで「彼のやる気」をスイッチON。
● 材料(2人分)
蓮根…150g
巻き海苔…1枚
粉山椒…少々
A 卵…1個
小麦粉…大1
B 濃口醤油、砂糖…大2
酒、みりん…各大1
サラダ油…大2
● 作り方
1.蓮根はすり卸し、Aを混ぜる。
2.巻き海苔を16等分に切り、①をのせて中央に筋目を入れる。
3.フライパンに油を熱して海苔側から入れて両面焼き、一度皿に取る。
4.残り油にBを加えて煮詰め、③を戻してたれをからめ山椒をふる。
●おわりに
やる気が出ると様々なものが好転するようになります。まず、仕事に精が出るでしょうし、アイディアも湧いてきます。表情も明るくなって、毎日が楽しくなるため、ポジティブな言葉が多くなります。
もしも彼がそんなやる気人間になったら、きっとあなたも幸せな気分で恋をして毎日笑顔でいられるでしょう。つまり、彼がやる気になることで一番恩恵を受けられるのは、あなた自身ということなのですね。(脇田尚揮/ライター・HITOMI先生/紹介)