男子は女子の気持ちを察するのがとても苦手です。
女子からすれば、「このくらい気づいてよ!」ともどかしく思うことがあるのかもしれませんが、男子からすれば相当無理な注文。
なにせ、男子からすれば女心というものがそもそも理解不能であることが多いのですから、「気づいてほしい」とカレにさりげないサインやシグナルを出しても、到底気づくことなどできません。
わかってほしいことがあるなら、ズバッと言ってしまうのが現実的ではないでしょうか。
そこで今回は、20代男子30人に「気づくことなどほぼ困難な彼女の『気づいてシグナル』」について聞いてみました。
1.「いつ会いたい?」→「『すぐ会いたい』って言って」
「彼女から『いつにしようか次?』って言われて、『うーん、いつでも』って言ったら『わかんないの!?』ってキレられた経験あり」(大学生/25歳)
自分から「いついつ会おうよ」と言えずにカレにデートのお誘いをさせたい女子も多いはず。しかし、なかなかこれに気づける男子はいません。
とくに「あんまりすぐに会いたいって言うと、ウザい男だって思われるの嫌だしなー」と思って逆に「会いたい」と言うのを避ける男子もいますので、やはり難しいですね。
2.「男子からご飯誘われて……」→「止めてっ!」
「合コンとか、男子と飯行くとかの予告をされたとき、止めるの無理だよ。だってそんなの止めたら『重いやつ。束縛かい』って思われるの超怖いもん」(公務員/25歳)
これも男子としてはかなり難易度が高い「気づいてシグナル」。たとえ気づいたとしても、「行かないでよ」とお望みのセリフを返すのはかなりハードルが高いです。
男子は、そういうのを笑顔で行かせてあげられる余裕な彼氏でいたいんですよ。
3.「その服すごいね」→「お願いだから普通の服着てくださいっ!」
「男子は彼女から服装についてなんか言われたら、『オシャレだね』って言われると勘違いすると思う。だって、男子は男子なりに自分の服装にプライド持ってるもん」(営業/24歳)
しかもそれが、自分のことを好きだと思ってくれている彼女からのセリフならなおさらそう思ってしまいますよね。
まさか「だっせえなぁ」と思われているなんて夢にも思いません。
「ダサい」としっかり言葉にしないと、伝わりません。
4.「無理しなくて大丈夫よ?」→「もうちょっとデートのペース落としたいです……」
「彼女に『忙しいだろうし、会えるときだけで大丈夫だよ?』って言われて後で、実はそれが『自分の時間もください』のサインだって気がついた。わからないよこんなのー」(フリーランス/25歳)
会いすぎでストレスが溜まっても、たくさん会おうとしてくれるカレに悪いということで、こういう形でさりげなく伝えてみる女子は多いはず。
しかし人の善意というのは罪なもので、「自分が悪いことをしている」だなんて夢にも思いませんから、このくらいじゃ気づきません。きっぱり言う他ないですね。
おわりに
いかがでしたでしょうか? さりげないサインで、カレは気づいてくれるはず。残念ながらこれはドラマや漫画の中だけの幻想です。ほとんどの男子は鈍感すぎるくらいに鈍感。
ときには悪者になる覚悟で、言うべきことを誤魔化さずに話す勇気が必要ですね。(P山P太/ライター)
(平尾優美花/モデル)
(柳内良仁/カメラマン)