1.抵抗
「パートナーの言動にイラっとしても「嫌われたくない」と我慢し、そのイライラの感情に抵抗してしまったりしますよね」
お互いの本音の探り合いは、付き合いたての頃にありがち。日常のイライラはしっかりパートナーに伝えないと、パートナーに対する不満がどんどんたまってしまいます。
2.恨み
「イライラが溜まると、大きな怒りになり、それが恨みになるケースもあります」
パートナーに対する怒りだけでなく、パートナーの行動や存在に対してすら不平不満がたまるようになっている状態です。その恨みをパートナーにぶつけることへの恐怖が次の段階の拒絶につながります。
3.拒絶
「拒絶とはパートナーを、身も心も拒絶する状態。怒りがたまりにたまり、パートナーに対して、不満と怒りだらけの状態。この段階にくると、セックスしても感じなくなったり、セックスに興味がなくなったりもします」
ひどい場合は浮気をしてしまう人もいます。またワーカホリックになり、パートナーとの時間を作らないという症状がではじめます。
4.抑圧
「抑圧とは怒ったり、不平不満を感じたりすることに、うんざりしている状態です」
パートナーの言動に対して「喧嘩しても変わらないし、したってしょうがない」「もう怒るのも疲れたからあきらめよう」「問題のないカップルなんていないんだ、などと自分の感情を抑圧してしまうのです。
ネガティブな感情(怒り、悲しみ)を抑圧すると、ポジティブな感情(楽しい、喜び)も抑圧されてしまい、パートナーと一緒にいるけど、一緒にいることを全く楽しめなくなります。この抑圧の状態がマンネリの最高潮と言えるでしょう。
5.自分の本音をパートナーに伝える
ここからはマンネリを防ぐ方法をご紹介します。
まず、パートナーに対して、自分が感じている「怒り、不平不満、文句」を受け入れ、認めることが大切になります。紙に書き出してみるのもいいでしょう。
次に、怒りの本質をさぐることです。マンネリに陥った大抵のカップルが、「自分を大事にしてくれてない」「自分の気持ちを理解してくれていない」という感情を持っています。その根底にある感情を「Iメッセージ」つまり、「私(I)を主体」に伝えてみましょう。
たとえば「何回言ってもあなたはわからない、あなたはいつも帰るのが遅い。と相手に対する不満を伝えるのではなく「私はあなたが理解してくれて感じがして嫌だ、もっと早く帰ってきてくれるって、期待していたのに、がっかりした。など、自分が感じた事を伝えるのです。
Iメッセージを使ってコミュニケーションをとるうちに、またお互いの絆を再構築することができるでしょう。
おわりに
いかがでしたか?上記で説明したマンネリはカップルだけでなく、全ての人間関係に当てはまると言われています。Iメッセージを使ってパートナーとコミュニケーションをとるように心がければ常にラブラブでいられることでしょう。
参考文献:バーバラ・アンジェリス『どうすれば愛は長続きするか』三笠書房
(荻原かおる/ハウコレ)