1.彼の匂いをかぐと落ち着く
スイスベルン大学などの調査によると、女性は自分が持っている遺伝子と似たような男性の匂いを嗅ぐと不快と感じ、遺伝子がかけ離れている男性の匂いを嗅ぐと、心地良く感じるという結果がでています。
これは匂いで遺伝子をかぎ分け、近親間の妊娠を防ぎ、より健康な子供を産むためではないかと言われています。
2.経済的感覚が似ている
複数の大学の検査結果では、人はラブマップという地図が10代の頃に出来上がり、両親の言葉づかい、ユーモア、ライフスタイル、自分の趣味、趣向などの莫大なデータが無意識に埋め込まれているそうです。
カップルや夫婦が、長続きするのは、経済感覚が似ている人と報告されています。確かに、極端な節約家の人と極端な浪費家の相性が悪いことは、簡単に想像できますよね。
3.趣味趣向や好奇心の方向性が似ている
研究では、知性のレベルや好奇心の方向性が似ているカップルは交際が長続きするとされています。(例:旅行好きとパチンコ好きは相性があわないなど)
音楽の好みが合う、サークルで出会った、好きな映画監督が一緒といった男女が付き合うことが多いのはそのためです。
4.学歴や知性のレベルが同じ
研究では、知性のレベルが同じカップルの方が長続きするという結果がでています。
確かに、大学は違っても同じレベルだったり、学歴は違っても知性のレベルが同じでないと、いくら趣味や好奇心の方向性が同じでも会話が弾まないことはイメージできますよね。
恋愛や結婚の基本は会話。パートナーとの会話が楽しいと感じるカップルは長続きするようです。
5.社会観が同じ
これは社会との関わり方や倫理観、道徳観が同じということです。例えば、駅で人が倒れていたら助けるというタイプの人と素通りするというタイプのパートナーが付き合っていた場合は、関係がうまくいかなくなると言われています。
倫理観の強い方がパートナーに疑問を抱き、助けるというタイプ、つまり倫理観の強い方はパートナーに疑問を抱き、不満を貯め込みやすくなるのです。
おわりに
いかがでしたか?
今回は大学や各研究所が発表した研究結果からピックアップしてお伝えしたのですが、私の周りを見ても、上手くいっているカップルは、上記の条件のうち3つくらいをクリアしています。
経済観念などは付き合っている時は問題にならなくても、結婚したとたんに大きな問題になるというのはよくあるパターンですが、相性が合うというのは、そういった生活スタイルのズレが少ないという事のようですね。
参考文献:NHKスペシャル班『だから、男と女はすれ違うー最新科学が解き明かす「性」の謎』、ヘレン・フィッシャー『人はなぜ恋に落ちるのか?』
(荻原かおる/ハウコレ)