タロットカードは神秘的な絵柄の描かれた78枚のカードです。中でも強いエネルギーを持つと言われるのは「大アルカナ」という22枚のカード。今回は、その中から『女教皇』のシンボルのカードで、恋愛に役立つメッセージを読み解きましょう。
『女教皇』のカードとは
「ウエイト版」と呼ばれるタロットカードの『女教皇』は、22枚中2番目にあたります。そのカードの絵柄には、白と黒の柱の間に毅然とした姿の女性が座っていて、後のタペストリーにはザクロ(女性性)とシュロ(男性性)の模様が描かれています。そして、半分ベールで隠されたTORAという書物を手にして、足元に三日月を置き、月の満ち欠けを表す満月の冠を被っています。女性の表情から高い知性と冷静さから、落ち着いた強さを感じられますね。そのことから『女教皇』のカードは「精神性の強さ」「秘められた真実」「純潔」などの意味合いがあります。逆位置の場合では「冷たさ」「神経質」「うぬぼれ」などがあります。
『女教皇』を引いたら…
今のあなたは、正しい直感に導かれているときです。もし悩みがあったとしても、心を冷静に保ち直感を大切にすることで、幸運が訪れる暗示。誰かに媚びたりせず、理性的な態度がポイントとなるでしょう。
逆位置の場合では、表面的なことに囚われて、大事なことを見失う暗示が。思い込みによる誤解や失敗に注意しましょう。そうした状況にならないように、深く考えることが大切です。自分の言動に責任を持ちましょう。
今のあなたはどんな相手と相性がいいか?
・クールでスマートな男性
(エリートタイプ)
頭の回転が早く、冷静に判断する人。物静かで神秘的な雰囲気の人など。
・清潔感のある爽やかな男性
(草食系タイプ)
内気で神経が細やかな人。感受性が高く繊細な人。
恋愛でみてみると
今の彼との関係は、結婚に結びつくような真剣な交際になる可能性があります。心のつながりを重視した深い関係になりそうな暗示が。共通の趣味や会話で、楽しい時間が過せそうです。フリーの人は、年下の男性や部下にあたる男性から慕われ、尊敬が愛情へと変わる暗示。知的な部分をアピールしてみて。片思い中の人は、行動力に欠け、それ以上の関係には進まない暗示…。相手の前で恋愛感情はあえて出さず、冷静に振る舞うといいでしょう。
恋愛で気をつけること
逆位置の場合でみると、彼との間でお互いの欠点が気になり、ギスギスしたムードの暗示。やさしさを忘れてしまうと、ケンカが増えるようです。しばらく会話を控えるといいでしょう。フリーの人は、猜疑心が出会いを妨げる暗示。あるいは、高すぎる理想やプライドが邪魔をしているかもしれません。相手をよく見て表面的なことだけで判断しないように!
おわりに
このカードは、あなたがずっと探していた答えが見つかりそう、ということを語りかけています。「本当はこうかも?」とうすうす思っていたことがその答えかもしれません。自分の本能に従って動いてみましょう。あなたはきっと大切なことに気づくはずです。『女教皇』のカードは「秘められた部分にこそ、隠された真実がある!」と告げているのかもしれませんね。直感を刺激して本能を呼び覚ましましょう!
(脇田尚揮/ライター)