気温が下がって涼しくなってくると、なぜか自然と人恋しくなってくるよね。また今年も一人のままどんどん季節が過ぎてゆく……なんてどよ~んとしてる子はいないかな。
今日は、いろいろな男友達と仲良く遊んでたりする割に、なぜか「私はモテない」と思っている女子の話。
いくら親しくても、友達であって恋人ではない、と思っているからモテない気がしてしまうんだね。そんな女子の思いを強化してしまうような彼の言動がいくつかあるから1つずつ見ていこう。
1.「あ、忘れてた」
デートっていうわけじゃないけど、彼と一緒に遊びに行く約束をした。
ところが、2,3日前くらいになって彼とおしゃべりしてて、その約束の話題が出たときの彼のセリフが「あ、忘れてた」だったら……。
私がどれだけ楽しみにしてたかも知らないで、ひどい!って思うよね。彼にとっては忘れてもいいくらいどうでもいいことだったのかなぁってガッカリもするし。
だけど、実は彼は忘れてないかもしれないんだよ。むしろバッチリ覚えていて、あなたと同じかそれ以上に楽しみにしてたりするんだ。
そんな本心を素直に表現するのは照れくさいと感じてしまい、彼はわざと忘れたフリをしてしまったの。
2.「友達だから」
たとえば彼が彼の知り合いに対して、友達以上恋人未満の女子を紹介するとき、「こいつオレの友達だから」とか言ってるのを聞いてガッカリするなんてのはよくある話だよね。
確かに、彼から「付き合って」とか「恋人になろう」とか言われたわけじゃない。だけどやっぱり、言葉にしてハッキリと「友達」って言われちゃうと、なんだかなあ……。
「私たちは友達同士なんだ」って、こっちも余計な再確認をして自分自身にブレーキをかけちゃう。
でも実はね、そのとき彼も彼自身の心にブレーキをかけてたんだよ。
オレは彼女だと思いたいけど、向こうから友達って言われたらショックだから、ここは無難に友達って言っておこう……ってことだね。
3.汚い言葉遣いを注意
そんなふうに彼自身も一歩踏み出す勇気がなくて、あなたのことを言葉でハッキリ彼女だとは言えない。それでも彼の意識の中ではあなたはやっぱり友達以上に大事な異性であることは確か。
だからこそ、あなたが普段なにげなく汚い、少々乱暴な言葉遣いをしてしまったときには、彼はどうしても注意してやめさせたくなっちゃうんだ。
仮に彼の男友達が同じ汚い言葉を言ったとしても、彼はそこまで注意しないだろうね。
なのにあなたにだけ注意するってことは、あなたが女子だから。彼はあなたのことをただの友達ではなく、ちゃんと女子として見ているってことの証拠だよ。
4.女子っぽい服を無視
普段は動きやすいラクな格好をしていても、たまに何かの機会があって女子っぽいオシャレな服を来て行くこともある。自分で鏡を見てもまんざらでもないし、「彼はなんて言ってくれるかな……?」と密かに期待しちゃったりなんかして。
それなのに、当日いざ会ってみてもノーリアクション。
途中で気づいて何か言うかな、と思っているうちにあっという間に時間は過ぎて、はいさようなら。「私に興味ないのかな……」って思うかもしれないけど、実態は真逆。
さっき彼はあなたを女子として見てるって言ったけど、その割にファッションみたいな明らかに女子っぽいことに対しては変に意識しちゃったり恥ずかしくてコメントできないんだね。
羽林由鶴さんからのメッセージ
友達以上恋人未満の彼の心理は複雑で、なかなか一筋縄ではいかないものだね。それを「可愛い」とかって楽しめるのは、映画やマンガの中の恋愛みたいに、登場人物たちの本心がわかっている場合だけ。
私たちが生きている現実の世界では、相手の本当の気持ちが全てわかるなんてことはないよね。
「忘れた」と言われれば頭に来るし、「友達」と言われれば落ちこんじゃう。
彼が本当は私のことを大切な女の子で、恋愛対象だと思っている……なんてことは知らないから、それはしょうがないことなんだ。
でも、今日の話で彼の本心を勉強しておいてっていう意味じゃないよ。彼の本心は彼とかかわってあなた自身が見つけていくものだからね。
今日の話は、彼の本心を知ることをあなたが怖がらないで済むための役に立ててくれたらいいかな。
(羽林由鶴/ライター)
(島村遥/モデル)
(柳内良仁/カメラマン)