今「相性」を見極めるひとつの要素として注目されているのが、恋愛遺伝子と呼ばれる「HLA遺伝子」です。これは、白血球に含まれる免疫に関する遺伝子の複合体ことで「白血球の血液型」のようなもの。この型が違うほどより強くて丈夫な子孫が残せることから、HLA遺伝子の型が違えば違うほど、男女はとても強く惹かれ合うのだとか。
逆に、このHLA遺伝子の型が近いカップルほど女性側の恋愛の満足度が低くなり免疫力が弱い未熟児が生まれる可能性が高くなる傾向があるとの研究結果もあります。
では、この型をどうやって調べたらいいのでしょう。それはとっても簡単。「相手の体臭を嗅ぐ」こと。もともと人間はHLA遺伝子をフェロモンとして分泌しているため、嗅覚でキャッチすることが可能なのです。より異なるHLA遺伝子は相手にとって「イイ匂い」として感じるのだとか。性格や価値観の相性も大切ですが、相手の体臭も確認してみて下さい。
ただ、全般に共通する男性が好む肌質として「肌がぴたっと吸い付く感じ」というのが挙げられると思います。その肌質のためには水分量(ミネラル)が必要。ミネラルは体内では作り出すことのできない栄養素であるため、食事から摂取する必要があるのです。
●美と食のメソッド
ひじきは海藻の一種で、春に若いものをとり乾燥して市販されていますが、小さい粉ひじきと大きい長ひじきとがあります。安価で栄養分の多い食品で、ヨード、カルシウム、リン、鉄分、そしてビタミンA、B2、野菜ではとりにくいミネラルも多く、まさに海からのプレゼントといえるでしょう。
また、ひじきはカルシウムが豊富であり牛乳の約12倍も含まれています。そして約半分が食物繊維でありごぼうの約7倍。鉄分もたっぷりで、レバー(鶏)の約6倍だとか。
ひじきには、腸の働きを活発にするミネラルが多いので、老廃物の排泄を促進させます。このため血液がきれいに保持され、健全な生理作用が行われます。また、ひじきに含まれているヨードの働きで、髪の毛や肌をきれいにし、美容効果があります。
そこで、身体の相性をよくするためのレシピをご紹介いたします。彼があなたの身体を忘れられない!と思わせる女性を目指しましょう。
●身体の相性に効くレシピ
☆ひじきとさつま揚げの煮物☆
~「肌がぴたっと吸い付く感じ」の肌質に~男性が好む肌質は、しっとりした肌の質感+もちもちと弾力のある肌の質感であること。そしてそれは素肌の水分量で決まります。ミネラル豊富なひじきと人参の食物繊維を同時に摂取することで、新陳代謝を上げて瑞々しい肌へ。
・材料(2人分)
生ひじき…100g
さつま揚げ…1枚
人参…1/3本
A だし汁…100cc
濃口醤油、砂糖…各大1と1/2
酒…小2
サラダ油…大1
・作り方
1. ひじきは水で洗い、さつま揚げは細切りにし、人参はピーラーでささがきにする。
2. 鍋にサラダ油を熱し、中火で1をしんなりとなるまで炒める。
3. Aを加えて水分がなくなるまで炒め煮をする。
●おわりに
女性は「好きな男性と」であれば多少体の相性が悪くても、そこまで深刻な問題だと思いません。ですが男性にとって体の相性は、女性以上に敏感なところなのです。相手が好きでもその気がなくなると難しいでしょう。最近彼とご無沙汰という女性は、自分のカラダづくりを心がけることでラブラブになれるかも。
(脇田尚揮/ライター)
(HITOMI先生/監修)