中高生時代って、自分と相手が恋人同士なのかどうかってわかりやすかったよね。告白したりされたりして彼女・彼氏ってことになれば、その日から恋人同士。
でもだんだん大人になってくると、友達なのか恋人なのかよくわからないまま付きあっていたりすることもある。
実質的に恋人同士なのに先へ進むのを怖がって友達ってことにしてる場合もあれば、それとは逆に彼からはただの友達としか思われてないのに自分だけは彼女気どりになっている場合もあったりして。
今回は、傍から見たら彼の遊び相手の一人にすぎないのに当の本人は本命彼女だと思いこんでいる女子の特徴をチェックしていこう。
1.頑張り屋の努力家
そういう女子は概して頑張り屋の努力家。もちろん彼のためにも一生懸命頑張る。
でも不幸なことに、彼女が頑張ってやっていることは、彼がやってほしいことではなかったりするんだ。
自分の中で「これをすれば彼はきっと喜ぶ」と勝手に考えて尽くしてしまっているってことだね。
そういう傾向のある女子は、彼にとって「一緒にいて邪魔にはならないけど、一緒にいたい女子ではない」という存在になってしまうの。
だから彼は意外とあっさり他の女子のところにいってしまったりするし。
努力ならなんでも良いものだってわけじゃなくて、せっかくするなら相手の気持ちを慮ったうえでやってみると喜ばれやすくなってくるよ。
2.「男らしい」と「横暴」の差がわからない
近ごろ話題の壁ドンや顎クイみたいな男子の肉食的行動を見ると、「男らしい」と感じてカッコよく思っちゃう女子も多いよね。
でも、実際の恋愛経験値が低い女子の場合、「男らしい」と「横暴」の差がよくわからなかったりするんだ。
彼は別に相手のためを思ってやっているのではなく、彼自身の利益のために自分勝手に行動しているだけなのに、それを思いやりのない横暴な振る舞いであると正しく理解することができず、男らしくてカッコいいと思ってしまうの。
だから、彼の身勝手な言動に振り回されているにもかかわらず、彼を魅力的に感じてずっとそばにい続けようとするんだね。
3.彼以外にいないと思っている
自分のことを特別な女子だと思ってくれる人は彼以外にいないと思っていると、やっぱりどんなにつれなくされてもその彼を慕い続けることになる。
そもそも、美人だとかスタイルがいいとか何かの高いスキルを持っているとか、そういうわかりやすい部分をほめてくれる男子は多いけど、そうではない人間存在の本質部分を認めて受け入れてくれる男子は少ない。
だからこそ、数少ないそういう男子に偶然出会ったりすると、「この人の他には私を受け入れてくれる男子はいない」と思いこんでしまうんだ。
といっても実際には、「私を特別な女子だと思ってくれた」という思いこみからしてカン違いだったりする場合もあるんだけどね。
4.最後には爆発
こういう女子は長く恋愛して失敗する傾向もあるよ。ずっと頑張って努力してきたし、いくら周囲から反対されても押し切ってきたけれど、そういう我慢もいつかは必ず限界に達する。
だんだん彼とうまくいかなくなってきて、ふとした折に彼から「俺はそんなことしてなんて頼んでいない」とかなんとかひどい台詞を言われたりした日には、堪忍袋の緒が切れて一気にドカーンと爆発してしまうかもしれないね。
大爆発をすると取り返しのつかない惨事になるから、そうならないように日頃から小規模の爆発を起こして(小爆発を無理に抑えこまないで)こまめに緊張を緩和していくといいよ。
羽林由鶴さんからのメッセージ
いまは本命彼女じゃなくても、頑張ればやがては本当の彼女になれるはず……と思うかもしれないけれど、残念ながらこのまま同じことをしていたらますます彼女の座は遠ざかっていってしまうんだ。
ここは初心にかえって、どうして彼が好きなのかを思い出してみよう。彼と恋人同士になりたいって、本当?あなたを特別な女子と思ってくれるのは本当に彼だけ?
彼は本当にあなたの幸せを考えてくれているのかな?なんていうもろもろのことが本当だと判明した暁には、一生懸命に追いかける甲斐のある彼だっていうことになりそうだね。
(羽林由鶴/ライター)
(島村遥/モデル)
(柳内良仁/カメラマン)