1.男をノビノビさせてあげる
井形さんはご自身の若い頃を振り返りながらこんなことを話しています。
「思えば、好きな人とどんなことでも一緒に行動したいタイプだった私は、その一方でとても猜疑心が強かったのだと思います。その根本には、土台のできていない自分に対する不信感があったのです」
どんな男性にも「ひとり時間」は必要と心得ましょう。それはたとえ恋人がいても、結婚をしても同じです。どんなときも「私だけをみつめていて」という思いこそが、彼に重圧感を与え苦しめるのです。
2.「フラれる前にフッてやる」という発想をしない
「恋愛体質の女性は会いたい、時間をもっと共有したいという思いが満たされないと、たちまち心のバランスを崩してしまいます。そして「フラれる前にフってやれ」と、こちらから終了宣言を出してしまうのです。ささいなことでフラれる女性の大半は、こんなひとりよがりな欲求不満を抱えているのだとつくづく思います。」
彼の気持ちをたしかめるために、自分の思い通りにならないことがあるとすぐに「もう終わりにしよう」という言葉を口にしていませんか?別れの言葉をちらつかせるために、その効力は次第と低下していきます。
本当に「苦しい」と感じたときに、彼はあなたと真剣に向き合ってくれなくなっているかもしれません。
3.肩書や年収で男を選ばない
「恋愛は究極の人間関係力がものをいうパワーゲーム。類は友を呼ぶという言葉もあるように、自分の傍らにいる異性が、今の自分を如実に映し出す鏡です」
これは本当にその通りです。恋愛上手な女性は、たとえどんなに好きな人ができても自分をダメにするような男性をパートナーにはしません。同様に、自分の欲を満たすためにパートナー選びをするなんてこともありません。
欲しいものは自分で努力をして手に入れ、切磋琢磨できる相手をパートナーに選ぶのです。
4.手料理ではなく、とびっきりの笑顔をみせる
「男性は、してあげるより、なんかしてもらった時の受け答えに、女性の愛情を感じるもの。いつでも男は好きな女性の嬉しそうな笑顔を見たくて頑張っていることを、忘れてはいけません」
料理のできる女性はたしかにモテます。でも彼の気持ちを離さないために大切なのは、身も心もクタクタになるまで尽くすことではなく、彼があなたにしてくれたことに対して、しっかりと笑顔でリアクションをとることなのです。
「わぁ~うれしい!本当にありがとう」満々の笑みで、この一言を言えていますか?
5.可愛い女ではなく、尊敬される女を目指す
「バカな女ほどかわいい。女房は働き者で少しバカなほうがいい。20年ほど前までは、男尊女卑の流れからか、本気でこんなことを公言する男性が溢れていました。ところが現代の男性たちは、かつてとはうって変わって職場でもプライベートでも、やたら「尊敬」という言葉を持ち出します」
好きでもない男に抱かれたり、実りのない合コンに顔を出す時間があるのなら、図書館へ行って読書をしましょう。知性は、幸せな恋愛をするためだけでなく、あなた自身の人生を豊かにしてくれます。
自然な会話の中からあなたの内に光る魅力を見つけ出してくれる男性こそ、あなたを幸せにする男性なのです。
おわりに
いかがでしたか。
恋愛で幸せになりたいのであれば、ラクをしてはいけません。うまくいかないことを相手のせいにするのではなく、すこしずつ自分を変える努力をしていきましょう。
参考文献:井形慶子『好きだけどうまくいかない彼と幸せになる38の方法』集英社
(さとみん/ハウコレ)