「出会いが無い……」「モテないわけじゃないけど、好きな相手からは好かれない……」そんなふうに思っている方は、『恋愛欲求』が高すぎるのかもしれません。
白馬に乗った王子様が迎えに来てくれるようなことも、大好きなアイドルが目の前に現れて告白してくるようなことも、現実には起こりません。
「出会いが無いからって、近場で手を打つのは……」と躊躇する気持ちもわかりますが、周囲の素敵な出会いを逃すのももったいないですよ。
焦って決めなければ手近で手を打つことにはなりませんので、ひとまず周囲に目を向けてみましょう。
1.恋愛欲求ってなに?
出会いを妨げる“恋愛欲求”というのをご存知ですか?
・好きな人への理想が高すぎる
・「~べき」が多すぎ
・自分の世界に入りすぎ
この3つのどれか1つでも当てはまったら、あなたは恋愛欲求が高いかもしれません。
最悪の場合、理想の恋を追いすぎて、“理想の王子様像”を頭の中で作り上げ、恋愛妄想を繰り広げてしまうようにもなりかねません。
また、恋する王子様にしてもらいたいことがどんどん増えていってしまい、現実可能な恋からかけ離れてしまうこともあります。
小説やアニメの世界のような2次元の世界で起きていることは、現実の世界では起きないことをまず理解しましょう。
もしも奇跡的に理想がかなったとしても、そういう状況では、緊張しすぎて疲れて長続きしないものなんですよ。
2.恋も日常です
恋は継続しないと悲しいですよね。継続は日常ですから、一緒にいて楽でないと続きません。
あなたの日常を、あなた自身が平気で見せられる相手でないと、恋の相手に選んではいけないということです。
あなたの理想の男性が、そういう相手であるかどうか一度考えてみましょう。あなたの普通を受け入れてくれる男性は、意外にも身近なところにいるものです。
3.現実の「幸せ力」は理想とは違う
理想は理想。ドラマのような波乱万丈な恋なんて疲れるだけです。
人生における“幸せの量”はみな平等に一定だと言われています。だったら、大きすぎる幸せを望むと、それにふさわしい不幸せや不運な出来事も待っているということです。
さて、あなたにその不運を乗り越える強さがあるかどうかが問題です。不幸の先に絶対幸せがあるかどうかなんて、未来は予測できないし、誰も保証してくれません。
起こりうる幸せな未来を信じて努力し、自分を信じ続ける勇気があるかどうかを考えると、あなたにあった幸せの大きさの目安が見えてくるのではないでしょうか。
人には、自分の持つ“幸せ力(幸せをつかむ精神力)”に見合った幸せが用意されているのです。
4.もっと日常に感動しましょう
日常の中に感動はいっぱいです。日常に感動できない人は、幸せになれないことを自覚しましょう。
自分が決めた幸せな状況でしか生きられない人には、そんな幸せは来ないということです。
辛いときには、空を見上げただけで、道端の花を見ただけで、楽しい気分になれるような人に、男性は癒されるんですよ。幸せは自分で感じ、自分で作るものなのです。
おわりに
理想を追い求めると、自分の行動も現実離れしていく傾向にあります。大好きな彼は日常を生きているのですから、あなたも小さな日常に感動できる女性になりましょう。
その方が、楽しいことが増えて幸せな気分になれますよ。
そして、そんな日常の中に思わぬところで胸キュン男性が現れるものです。白馬の王子様が突然やってくるのではなく、幸せは日常に転がっているのかもしれませんよ。
(鶴山あずさ/ライター)