かなり前の話です。
知り合いの21歳・大学生の女の子に、ある有名なアーティストのLIVEがあるというので、そのチケットをとってあげた時のこと。
そのときに半分冗談で、
「ヤフオクで買えたとしても、定価の8倍はするよ」とか、
「このチケット取るのに、どれだけ苦労したことか・・・」
などとネチネチ言っていたら、その女の子にそっぽを向かれてしまいました(笑)。
この話を聞いて、
僕のことを「セコイ男だな」なんて思いますか?
僕から言わせれば、今回の件は、この女の子こそが100%悪いです。
なぜなら、
「チケット取れるなんてスゴイ―!本当にありがと~」
ってな具合に、何でもいいから誠心誠意、心のこもった感謝の言葉が欲しかったのです。
この女の子は、さも当たり前といったかのように
チケットを受け取りました。
そしておざなりな感じで、「ありがと」とあくまで形式的に言ったように聞こえたのです。
もしそこできちんとお礼を言ってくれれば、僕もそんな恩着せがましいことを、
冗談でも言わなかったと思います。
不幸な女の特徴
幸せになれない女性と、売れないキャバ嬢に共通するのは、
お礼が下手くそなことです。
もし、男性が女性に対して何かをしたとして、
その時、その男性が女性の体を求めたとしたら、
だいたいは、女性のお礼の仕方が悪いです。
仮に最初は体目当ての好意だったとしても、お礼のされ方によっては、
そういう展開になりません。
どうか上手にお礼を言うことで、オジサンを操るようにしてください(笑)。
ちなみにこれも、かなり前の話ですが、ある女の子の依頼で
ホームページを作ってあげたことがあったんです。
その女の子は、自分が作った小物雑貨をホームページ上で売りたいとのことでした。
でも、まったくITに関する知識もなければ、頼れる人脈もない。
そこで僕に頼ってきたのですが、そんなに難しくない作業だったので
サクッと引き受けてあげたのです。
この時、その彼女がしきりに、「忙しいのにごめんなさい、本当に本当にありがとう」
という言葉を、10回以上丁寧に言ってくれました。
彼女は自分の利益になるためだけのことに、僕の時間と労力を奪ってしまった。
そして僕に迷惑をかけているということに、心から申し訳ないと思っているのだなと、
その時すごく感じました。
そんな思いが伝わって、僕は晴れやかに、全力で彼女を応援してあげようという気持ちになったのです。
心から言う「ありがとう」のチカラ
人は、10回も真剣に「ありがとう」と言われると、
それだけで満足します。
もちろん、どれだけ心のこもった「ありがとう」が言えるか。
そこが、すごく重要です。
偽善的や形式だけの「ありがとう」など、すぐに見透かされてしまいます。
男女関係だけでなく、お礼がきちんと出来る人は一緒に居て気持ちがいいです。
そんな人には何も頼まれなくても、もっともっと与えたくなります。
男性でも女性でも、何かをしてあげたときに交換条件を出されているようじゃ、まだまだそのへんの礼儀がなっていないってことですね。
ステキな人間になっていくためには、常に精進が必要だということです。
(神所裕之/ハウコレ)
(大倉士門/モデル)