カレとの電話のとき「話を振るのは私ばかり」「沈黙が気まずい」「電話したくないのかな」など、イライラしてしまった経験はないでしょうか。
せっかく好きな人と電話しているのですから、楽しい時間にしたいですよね。ちょっとした工夫で、そのイライラをなくすことができます。
そこで今日は、心理学者の渋谷昌三さんによる著書『恋にグズな男、男のホンネが読めない女』を参考に、「電話の沈黙にイライラしないために知っておくべきこと」をご紹介します。
1.電話は情報が制限される
「相手と面と向かっていれば、態度や視線、しぐさなどの言葉以外の情報から相手の心の中を察することができます。
しかし電話での沈黙は相手の様子が見えないので、不安になってしまうのです。」
電話での会話のときには、直接面と向かって話す状態に比べ、表情やしぐさなどの視覚的情報がなくなってしまいます。
そのため相手が今どんな状況なのか、どんな表情なのか分からず不安になることも。
「今何考えているの?」と一言聞くなど、視覚的情報を補うようにしてみるといいのかも。
2. 男性は1つのことに集中しがち
「一般論ですが男性は、一度にいろいろなことをやるのが女性より苦手といわれています。(中略)
それに対して男性は近くでテレビの音がしているだけでも、電話に集中できなくなったりします。」
ドラマの中でも、女性が何か別のことをしながら電話をしているシーンをよく見ますよね。
女性は電話をしつつ他のことも同時にこなすことができますが、それに対し、男性は1つのことに集中するという特性があるため、長時間電話に集中し続けるのは辛いもの。
だらだらと電話をつなげ続けず、時間を区切るなどの工夫をしてみるといいのかも。
3.男性にとって沈黙に意味はない
「話すことで『つながっている感じ=連帯意識』を共有できる女性同士にとって、相手が沈黙するということは、大きな打撃を意味します。(中略)
一方、男性同士のつきあいでは、沈黙は相手を疎外するような意味をもちません。」
女性同士では、沈黙は気まずく何とか場をもたせようと会話をおこなうもの。
しかし男性同士では実はそのような考えはないことが多いのです。
ですから電話で相手が沈黙しても「無視された!」「気まずい!」と感じる必要はありません。「男性の沈黙に深い意味はない」と気に留めないほうがいいのかも。
4.沈黙になったらすべきこと
「たとえば何か議論になって彼が黙ったときはいったんペンディングにして『明日の電話のときに答えを聞かせて』と、その話題は切り上げてしまうのがいいようです。」
何か会話の最中に沈黙になったときは、相手が他のことに集中し始めた証拠なのかも。
そんなときに頑張って何かを決めようとするより、いったん時間をおいて再度再開した方がいいのかも。沈黙になったら無理にその話題を続けず、他の話題に切り替えてしまいましょう。
おわりに
いかがでしたか?電話の沈黙でイライラせず、楽しい時間にできると良いですね。
ぜひお試しください!
(福嶺美優/ライター)
参考図書:渋谷昌三著『恋にグズな男、男のホンネが読めない女』新講社