淋しさの分量を量る計量カップなんてないので、そもそも推し量るしかないのですが、淋しさは女子より男子のほうがたくさん持っているのではないかと思います。
元カノにストーカーをする男が多い。
それは男が女子に比べて10倍ほど闘争心を持っているからではないかとも言われていますが、そもそもの淋しさの分量が男女でちがうとも言えます。
淋しさと闘争心って、わりと隣り合っているので。
女々しい男たち
冒頭の言をもう少し具体的に説明すると、歳をとって離婚した場合、旦那のほうが生き生きとする、というケースは少ないようです。
みなさんも、もっとオトナになって近所のスナックに行くと、こういうことがよくわかります。
奥さんのほうが「ああ、すっきりした」と言って習い事を始めたり、旅行に出かけたりする、というのが一般的だろうと思います。
若い女子のストーカー。こういうのも、あまりいない。
ほとんどメディアに出てこないだけということもあろうかと思いますが、事件の件数じたいが少ない。女子のストーカーかと思ったら、同性愛だったという事件が、ちょっと目立つくらいでしょう。
男子って地獄をいくつ持っているのでしょ~か
男子のほうが女々しくて、淋しさをいっぱい抱えているというのを、「女子は子どもを産めるからだ」と理由づけている識者もいます。
「血が繋がっている」というのは、そういうことなので、納得の理由だろうと思います。
そんなこんなで、男はいつも女子に「受け入れてもらいたい」と思っている節がある。
そういう男子がエッチさせてもらえなかった、付き合ってもす。らえなかったとなると、それはもうこの世の地獄みたいに感じることもあるわけで
だからこその最悪のパターンがストーカーだし、だからこその「楽しいはずのスナックでため息」でしょうし、だからこその「誰でもいいからエッチできる彼女がほしい」ということだろうと思います。
それでも、好きでもない男の「俺を受け止めてくれ」は迷惑千万
ということは、女子は、男子の抱えている淋しさを「わかってあげる」か「わかったふり」をしておくと、わりとモテると言えます。
わかったふりというのは、なにもエッチさせてあげるということではありません(当たり前だ)。
ただ、好きでもない男から言い寄られる、つまり「俺の寂しさを受け止めてくれ」というのは迷惑な話で、気持ち悪いとさえ思う女子もいるかもしれません。
ならば、「好きでもない男の淋しさなんて知らん!」というかんじで凛としたところを見せておくことです。
淋しい人って、淋しい人に寄ってくるし、淋しさはじぶんでどうにかするしかない感情のひとつだからです。つまり、好きでもないダメ男に言い寄られている女子は、どこかで淋しさという名の隙があると……シビアに言えばそういうことになろうかと思います。
もっとも「男がそう誤解する」ということもあるわけですが、君子危うきに近寄らずという言い方もあります。
ということで、ダメ男にハマったら後処理が大変なので、ちょっと説教じみたことを書いてみました。ではまた!
(ひとみしょう/ライター)
(柳内良仁/カメラマン)