・・・すごく大きな地震が起こり、建物が次々に倒れていく中、必死に逃げまどっています。その途中、地面に捨てられていた生まれたばかりの赤ちゃんを拾い、私は傷ひとつなく助かる、という夢でした。
その夢から半月後に、実際に大震災が起こり、被災しました。家は奇跡的に半壊ですみ、家族全員無事でした。それから半年後、今の主人と知り合いました。
これは大震災を経験した当時20代女性の夢ですが、生まれたばかりの赤ちゃんを拾うイメージは、自身の未知の可能性、女性として幸運な未来のチャンスを拾うという暗示になります。
ではあなたの未来の可能性が隠されている、赤ちゃんにまつわるシンボルのいくつかをご紹介しましょう。
泣いている赤ちゃんの夢
泣いている赤ちゃんの夢はまれに凶兆になります。多くは基本的に現状のストレスや疲労の反映になります。単に心身の不調和によるものなら、それを改善すればいいのですが、背負う・抱っこしている状態で、赤ちゃんが激しく泣いている、または醜い表情や病気の赤ちゃんのイメージがあれば、不吉な予兆と捉えることができるので注意してください。
特に違和感を覚えるほど奇妙な赤ちゃんのイメージには要注意です。
笑っている赤ちゃんの夢
・・・出産を控え、自宅の寝室にいました。私は実生活では妊娠も出産の経験もありませんが、夢の中ではこの状況にとてもわくわくしていました。窓のカーテンを開け、大きなおなかをさすりながらゆったりとした椅子に座っていると、いつの間にか出産が終わっていました。気がつけば、私はおくるみに包まれた可愛い赤ちゃんを抱っこしています。赤ちゃんは終始笑顔で、私は赤ちゃんにずっと見つめられていました。
これは30代女性の夢ですが、この後まもなく、組織変更にともなう大きな異動があり、彼女がかねてから行きたかった職場への異動になったそうです。また、その職場では男性との出会いのチャンスにも恵まれたそう。笑う赤ちゃんの夢は基本的に吉兆になります。
眠っている赤ちゃんの夢
眠っている赤ちゃんを抱く、またはベビーシートや布団で眠る赤ちゃんを見る夢は、リフレッシュや気分転換を求めている自身の状況をあらわします。日々の慌ただしさや疲労感から、安らぎを求める状態がこういった夢を見させているのかもしれません。
ハイハイする赤ちゃんの夢
ハイハイをしながら近づいてくる赤ちゃんと、それを見守るイメージは、身近な対人関係の変化を暗示します。笑顔であるなら、なお吉兆です。
可愛い赤ちゃんを抱きとめるイメージは、自身の可能性の広がり、また、未来の成長を暗示するものになります。
女性にとって赤ちゃんの夢とは?
・・・妊娠した私が、血管の浮き出た大きいおなかを突き出して、おなかのところだけ肌を出したまま歩いていました。そして、同じような妊婦に出会うと、おなかとおなかをつき合わせ、赤ちゃん同士であいさつさせていました。
これは筆者の著作で紹介した当時30代女性の夢ですが、求職中の彼女は、退職する直前にこの夢を見たそうです。妊娠は前職での負担のピークを象徴しています。また、妊娠中の赤ちゃんを意識しているイメージは、未知・未来の可能性も含め、これからの求職活動への期待もあらわしています。
赤ちゃんは登場しませんが、他の妊娠の夢と違うのは、はっきりと意識している「おなかの赤ちゃん」のイメージです。
「あいさつを交わす」、これは未来の可能性への期待になります。顔が見えないので未知数の未来を象徴します。また、赤ちゃんの夢で注意したいのはその表情です。笑顔で元気だとポジティブサイン、泣いているとか元気のない赤ちゃんはネガティブサインです。
女性にとって赤ちゃんの夢は、悪い意味でも良い意味でも、未来の可能性をあらわすものになります。
(梶原まさゆめ/ハウコレ)