1.キスする相手に特別な感情はない
「飲み会で一人ターゲットを決めて、キス攻撃をしかけます。別に彼を好きになったからというわけではなくて、その場を楽しむため。ゲーム感覚ですね」(21歳・女子大生)
キスは愛を確かめる行為ではなく、ゲームのようなものになってきているようです。若者の「刺激を求める心」が、こんな風に表れる時代になったのですね。
2.ふざけていて、そのまま
「じゃれあっていて、そのままキスしちゃう。彼と一緒にいると楽しいし、人として好きだから、キスを拒む理由がないんですよね。手をつなぐのと同じような感じかな?」(19歳・女子大生)
もちろん男性であれば誰でもオッケーというわけではなく、プラスの感情を持っている相手に限るようです。「寒いときに体をくっつける」と「楽しいときにキスをする」は大体同じような感覚なのかもしれません。
3.周りが盛り上がるから
「相手が同性でも異性でも、飲み会でキスすると確実に盛り上がる!寸止めじゃだめなんですよ(笑)。場が盛り上がっちゃうと、抵抗感もなくなりますね」(20歳・女子大生)
自分も周りもテンションが上がってしまうのが、キス。親しい間柄であれば、相手が同性でもまったく抵抗がないそうです。一発芸のようなものなのでしょうか。
4.手軽な気持ちよさを味わえる
「キスくらいならいいかな?って思っちゃいますね。くちびるって柔らかくて気持ちいいし。お互い手軽に気持ちよさを味わえるから、キスフレはいいですよね」(21歳・女子大生)
一番の魅力は、その「手軽さ」のようです。だからこそ、面倒くさいことを嫌う現代の若者の心をつかんだのかもしれません。
5.実は本音では付き合いたい
「本当は付き合いたいけど、断られるのが怖くて言えない好きな相手とキスフレになってます。辛いけど、好きな人とキス出来るだけでもマシかな・・・って思っちゃって」(20歳・女子大生)
本音では付き合いたい相手でも、キスフレ止まりで我慢している女性もいるということですね。なかなか考えさせられてしまいますね。これには共感してしまう女性も多いのではないでしょうか。セフレまではいかなくても、ある意味都合の良い女状態になってしまっているんですね。
おわりに
確かにキスフレを作れば、手軽に楽しく気持ちよさを味わえるという利点はあります。しかし、ファーストキスのことを思い出しても「キスフレ最高!」と言えるでしょうか。
「私いま、好きな人とキスしようとしてる!」というときの、この上ないドキドキ感を忘れてしまっている人が多すぎます。そしてそれは、恋愛をするうえでとても勿体ないことです。
キスを安売りしてはいけません。好きな人に想いをこめてするキスだけを、大事にしてみてください。ひとを愛する気持ちを豊かにすれば、もっと愛される女性になっていくはずです。
(小嶋もも/ハウコレ)