・・・実家に帰ると二階の部屋に親戚や家族が集まっています。部屋の様子は現実の実家とまったく違い、真新しく新築のような感じです。明るい部屋の中央に母と妹がいて、二人ともお酒は飲めないのに楽しそうにワインを飲んでいます。不思議なことに、お酒の肴は地元の土産店で見るような高級ワカメや海苔、昆布といった乾物だけで、部屋中その商品の段ボールが並んでいました。それをみんなでかじりながら、?お酒を飲んでいるのです。
この夢を見た女性はまもなく、すでに結婚している妹の妊娠の知らせを受けたそうです。ワカメや海苔、昆布などのイメージは女性の胎内の働きをあらわし、妊娠やそれに伴う喜びを比喩するものになっています。妹さんはその後、初めてのお子様を無事に出産されたということです。
では食品にまつわるこのようなシンボルのいくつかをご紹介します。
海産物の夢
昆布やワカメのような海産物や高級乾物の夢は吉兆になることがあります。それを食べているのが身近な人なら、彼らにまつわる喜び事や祝い事を暗示することがありますが、主にヘルシーな食材を食すイメージは、健康や生活状態、体質の改善、ストレスの軽減を促していることをあらわします。自身に必要な栄養素を示唆しているので、実際の食生活を見直してみてください。
お土産の夢
・・・テーマパークのようなところを歩いていると、閉園のアナウンスが聞こえてきました。ロールケーキのお土産を買おうと、急いでショップに向かうと長蛇の列。仕方なく園内のフェンスに沿って出口を探しに行くのですが、見当たらず引き返すと、さっきのショップのシャッターが半分閉まっていて、奥の従業員出入り口だけが園外への出口になっていました。帰るついでにお土産を買おうとしたら、「閉園後は売らない」と従業員が言い張るので、彼らと押し問答を繰り返していました。
これはある女性会社員の実例ですが、会社で残業や休日出勤が長く続いていた時に見た夢だそうです。家族とのコミュニケーションも取れずストレスがピークに達している状態を、土産物が買えないというイメージで表しています。
土産を買うイメージは、身近な人や家族とのコミュニケーションをあらわします。また、身近な人からお土産をもらう夢は対人的な吉兆を暗示します。反面、故人からお土産をもらう夢は家族や身近な人との隔たりを表し、彼らとの交流を促します。
野菜の夢
身近な人といっしょに野菜の料理を食べる夢は、身近な人や周囲の人との関係の改善をあらわします。食卓の位置関係もポイントです。横に並んでいるのは、関係良好の兆し。正面を向いているなら、少しの関係改善で良い変化を望めます。また、野菜ばかりを食べている夢は、健康状態の向上や体質の改善を促します。
バターやジャムの夢
・・・友人と二人で、フェイスパックのように顔中にバターを塗り合っています。しかも、バターナイフを使いながらたっぷり塗りつけています。今度は私が塗られる順番になって、自分の顔を手で触って驚きました。焼きあがったトーストのようにカリカリの肌になっていたからです。でもなぜかそれが嬉しくて、「おいしくなるのかな?」とか、「きれいになるのかな?」とか、友達と話しているところで目が覚めました。
ある女性の見た夢ですが、まもなくその友人の会社が上場することになり、彼女もその会社への転職を勧められたそうです。バターは金銭的な出入り、対人的な出費が増えることを暗示します。瓶詰のジャムやマーマレードは対人的な運気の上昇をあらわします。
食べものの夢は近未来の消費の変化を言い当てる
これまでにもカレーの夢は出費が増えることを暗示したり、ハチミツが収入アップを暗示したり、ご飯がボーナスを暗示する事例を紹介しましたが、今回の食材も消費やコミュニケーションの変化を暗示するものばかりです。食べ物の夢は基本的に、自身が今必要としているエネルギー、生活の糧、消費の源泉を意味します。それらの運気の変化が食べ物になってあらわれます。
(梶原まさゆめ/ハウコレ)