OK「かなりヌケてますね~」
「あれ?メガネがない!」とポケットにメガネを入れたまま慌てている彼。仕事のできるイイ男で、リーダーシップにも富んでいます。そんな彼がちらっと見せたこんな「ボケ」を決して見逃してはいけません。「○○さんってヌケたとこありますよね~」とすかさずツッコミましょう。
倉田さんいわく「私はそのツッコミの中に「本当はすごく頼れる男なのに、たまにヌケてるんですよね」というニュアンスを込めているんです。「ヌケている」と言いつつ「すごく頼れる」という真逆の意味を込める。」とのこと。
彼が完全に間の抜けた人間ではないことは、本人含め周知の事実。つまりこのツッコミは、けなしているように見せて実はホメているのです。
OK「伊勢谷友介に似てるよね。でもサルっぽい要素もあるかも」
これは、イケメンだと認めてから、落として笑いに持っていくというワザ。倉田さんいわく「自信を持ってる部分なら自尊心も頑丈だから、多少のけなしが絶妙なくすぐりになる」んだとか。
「○○さんってイケメンですよね」と言っても、彼の印象には残りません。それよりも「サルだと!?この女、なかなかやるな~(笑)」と思わせたほうが勝ちなのです。
OK「さすが高卒!暗算に弱い!」
これは成功者の彼に使いたい一言。「学歴がないのにここまで成功することができた」ということに誇りをもっている彼に効くツッコミです。「自信を持っている部分の中でも「コンプレックスを努力して克服した」と自負しているところをツッコんであげるのが、どうやらとくに効くみたい」と倉田さん。
「さすが高卒!」という一言は、彼が内心「俺すごいだろ?」と思っている点を、おもしろおかしく、でも的確にホメたツッコミなのです。
NG「さすが元貧乏!味音痴ですね」
前述の「さすが高卒!」と似ていますが、こちらは完全にNG。「生まれや育ちに関しては、いくら今成功を収めていても克服しづらいタイプのコンプレックスなんです。
生まれや育ちを悪く言われるということは、親を悪く言われているようなもの。そこはアンタッチャブルなポイントなんです」と倉田さん。これは気を付けたいですね。
NG「おじさんみたーい」
男性がついやってしまったオジサンっぽい言動に対して、愛をこめてツッこんでいるように見えるこの一言。
でも「「老けた」とか「ハゲてきた」とかどうしても人間が抗うことができない部分は、努力してどうこうなるものではないので、ツッコミとしてはNG」なんだそう。たとえ冗談であっても、触れてはいけない部分なのです。
NG「〇〇さんならこんなドジ踏まないですよ~」
これは絶対にNGです。「たまにヌケてますよね」というツッコミと似ているようで、まったく違います。男性は「比べられる」ことに対して非常に敏感。
たとえこのツッコミに「普段はしっかりしてるのに」というホメ要素が込められていたとしても、「○○さんなら」という比較がその敬意のニュアンスをかき消してしまうのです。
さいごに
イイ男には「ホメ」よりも、「気の利いたツッコミ」のほうが効くということがおわかりいただけたでしょうか?
NGセリフを見るとわかるように、この種のツッコミは、見誤ると地雷になってしまうこともあります。イイ男の機嫌を損ねることがないよう、普段から様々な男性にツッコミを試してみて、見極め上手になっておきましょう。
(ハウコレ/小嶋もも)
参考文献:倉田真由美「いい男には恋のルールは通じない!」青春出版社