彼氏と少し長く付き合えば、ケンカは避けて通れない障害となります。大切なのは、そのいざこざを一緒に乗り越えてゆきたいと思える女であること。
ケンカ中に、お前とはもうムリ!と思わせないこと。ですから、いくらケンカ中とはいえ使ってはいけない言葉があり、そもそもの意識改革が必要になります。
今回は、ケンカ中のNGワード&意識改革法を、はづき虹映さん著「恋のNGワード88」を参考にご紹介します。
1.「間違ってるよ!バカじゃない?」
「彼の間違いは、あなたの正しさ。間違っている人と正しい人が一緒にいて、心地よいはずがありません。
あなたがどんなに正しくても、それで二人の幸せ度が下がるようなら、その正しさこそ二人にとっての間違いです」
ケンカをすると、「自分こそ正しく、彼が間違っている」と、相手を批判しがちですが、彼を言いくるめたところで、果たして二人は幸せになれるでしょうか。
まずは、自分の目的をハッキリさせましょう。彼とこの先どうしたいのか、このケンカの目的は何なのか。
ただ感情を発散させたい気持ちで「間違ってるよ!バカじゃない?」なんて言ったら、一瞬で愛が冷めても仕方ありません。
2.「もういいよ!」
「『もういい』のなら、それでいいじゃないですか…。そうやって、すねたり、ふくれたりすると、ますますあなたの本当に伝えたいことが伝わらなくなります。損をするのはあなたですよ」
「寂しい、悲しいなどの気持ちを彼にわかってほしい」があなたの目的なら、それを達成するために進んでいきましょう。「もういいよ!」なんて投げ出さず、自分の気持ちがどうしたら彼に効果的に伝わるか考えねばなりません。
場合によっては自分が変わる努力も必要です。いったん落ち着いて、深呼吸をして、「どうしても聞いてほしい」と、彼に素直な思いで接するのです。
3.「前はもっと優しかったよね」
「女性は『自分だけに優しくしてくれる相手』のことを、『優しい人』だと思いがちですが、それは大きな勘違い。
特定の相手だけに優しいのは、相手を特別扱いしているだけで、それを本当の優しさとはいえません」
段々慣れてきたところで優しくなくなったと感じるならば、それが本来の彼の姿です。ここを受け入れられないのならば、どのみち彼と長く続くのは難しいでしょう。
与えられることばかりに目を向けるから、足りなくて苦しくなる。
視点を変えて、自分が彼のために何を与えられるか、何ができるか考えてみるのがおすすめ。そうすれば、今の彼を認めることができます。
4.「あなたのためを思って言ったのに」
「『あなたのため』は、ウソです。自分にメリットがあるからこそ、相手にアドバイスを伝えようとするのです。
それは自分の都合の良いように、相手をコントロールしているだけで、それを『あなたのため』と偽ることは『偽善』というのです」
自分の行動のすべては自分に責任があり、ぜんぶ自己満だと自覚すべし。「相手のため」という意識でおこなうと、相手に受け入れられなかったときに納得ができません。
彼に向けたどんなアドバイスも、すべて自分が言いたいから言うのだという意識を持てば、彼の態度にイライラすることもなくなります。
おわりに
ケンカ中に勢いに任せて出た言葉、「あんなこと言わなければよかった」と後悔しても遅いです。
そもそもどうして彼に腹が立つのか、汚い言葉が頭をよぎるのか。根本的な原因を解消し、長く続くステキカップルを目指してくださいね。
(倉持あお/ハウコレ)
(大倉 士門/モデル)
出典:はづき虹映「愛されたいなら使ってはいけない!恋のNGワード88」2012年・P189・株式会社マガジンハウス