恋に積極的な肉食女子にとって、意中の彼を落とせるかどうかはもはや「戦い」といっても過言ではありません。
だからこそ学びたいのは恋愛という戦いに勝つための戦術です。
そこで、中国春秋時代の兵法書として有名な『孫子』から、彼を落とすため必要な心構えや応用できる戦術をご紹介します。
今回は、実際に『孫子』の教えを元に恋愛必勝法を実践している肉食系歴女に話を聞いてきました。
1.能なるもこれに不能を示す
「いいなって思う人がいても、いきなりは攻めません。恋愛も戦いと同じで騙し合いだから、いきなり本性は見せないよ。」(金融/26歳)
こちらは、敵を攻めるときは「できるのにできないフリをする」という意味です。戦いでも恋愛でも、はじめはお互い相手のことは、探り探りになってしまうもの。
たとえ本当は肉食系でこちらからグイグイ押せるタイプだとしても、恥じらいや奥手っぽさを演出するのが大切です。
最初から全開でアピールすると引かれてしまう可能性大です。
2.その無備を攻め、その不意に出ず
「彼のことを狙ってるってバレてるときほど、向こうのガードが固くなって上手くいかないんだよね。
ぜんぜん興味のないフリしてた方が、ちょくちょく会ってくれるし攻め込むチャンスは増えます。」(事務/25歳)
読んで字のごとく「敵が備えていないところを攻め、不意をつく」という意味。
何度か会ううちに、奥手でシャイな印象を植え付けておけば、彼は自分に対して身構えることはなくなります。
「あなたに興味はありません」という顔をしておきましょう。
そしてその不意をついて肉食女子の本性を見せれば、彼が面食らっている間に攻め落とすことができるかもしれません。
軽いノリでご飯や飲みに誘っておいて、連れて行くのはかなりいい雰囲気のお店、という応用もききそうです。
3.彼を知り己を知らば、百戦にして危うからず
「『自分らしくいられることが大事』なんて言う人もいるけど、それは付き合ってからの話。
片思いの間は、服とか食べ物とかは相手の好みに合わせるし、アプローチの仕方も変えるよ。それくらいしなきゃイイ男なんて落とせるわけない!」(IT/27歳)
もしかしたらこれが最も重要なポイントかも知れません。これは「相手のことと自分のことをよく知っていれば、負ける戦はない」ということ。
戦争では戦力や国の情勢のことを指しますが、恋愛においては相手の性格や好み、趣味や嗜好が当てはまります。
まずはしっかり相手に関する情報を収集することがマスト。
その上で自分のことを分析して、何が足りないのか、どこをアピールポイントにすればいいのかを導き出せば、落とせない相手はいないかもしれません。
4.善く戦うものは、人を致して人に致されず
「好きになったからって男の人に合わせてばっかりいると結局なめられちゃうよね。
相手を本気で自分に惚れさせたいなら、少し振り回してやるくらいの方が上手くいきます。」(事務/28歳)
つまり、戦いに勝つには「主導権を握る」必要があるということ。惚れた弱みとはいえ彼に振り回されているようでは、都合のいい女で終わってしまいます。
相手の作戦に乗せられることなく、自分の思い通りに相手を動かすことが大切です。
そのためには「相手の予定は考えずにご飯や飲みに誘う」「でも相手からの誘いは必ず断る」といった戦略が使えそうです。
こちらが主導権を握って、彼を意のままにしてしまえば落ちないわけがないですよね。
おわりに
2000年以上も前にできた兵法書から、現在の恋愛に使えるテクニックが学べるなんて驚きですが、実はよくビジネスにおける仕事術に応用されています。
昔の戦いも現在の恋愛も人間を相手にしているところは変わりません。
特に今ドキの肉食女子にとって恋愛は戦いのようなもの。究極の戦術書と言われる『孫子』を応用すれば百戦錬磨も夢ではないかもしれません。
(ハウコレ)