普段どんな言葉を使っていますか?
日本には古来から「言霊」という「言葉には魂が宿っている」という考えがありますが、言葉の使い方一つで相手に与える印象が変わってしまいます。
モテる女性になるためにはどんな言葉を使うのが良いのでしょう?
そこで、イメージコンサルタントの吉原珠央さんによる『自分が欲しい幸せは自分でつかむ!
パワーウーマンのつくり方』より「モテる女性になりたいなら意識して使うべき言葉」についてご紹介します。
1.ぜひ使いたい「お先にどうぞ」
「エレベーターに乗り込むときや自動扉から建物内へ入ってくる人を見て、普段からマナーへの意識が高い女性とそうではない女性とをすぐに見分けることができます。
それは、ずばり「出てくる人」を待たずに我先にと入ってくるかどうかです。(中略)
このようなマナーから、自分の欲求よりも相手に対して「待つ」「譲る」ことができるかどうかを試されているのです。」
エレベーターに限らず「お先にどうぞ」の精神は、あらゆる場で試されます。
待たされている時は特に「我先に」と思いがちですが、「待つ余裕のない心」というのは傍から見てあまり良いものではありません。
モテる素敵な女性像からほど遠いところにあるということは覚えておきましょう。
2.ぜひ使いたい「待ってたよ」
『プライベートで友人宅へ遊びに行った際も、同じように「待ってたよ!」「来てくれてありがとう!」などと言ってもらると、こちらこそ会えることを楽しみにしていたという気持ちが一瞬で倍増します。
どちらのシチュエーションも、「自分のことを温かく迎えてくれた」という気持ちにさせてもらえることが共通点としてあります。」
「待っていたよ」の他にも名前を呼ぶこと、相手の小さな変化に気づくこと、相手のことを気遣う言葉をかけることは、相手の存在を大切に扱っているということにつながります。
その言葉を受けた相手は心地良いと感じてくれます。その想いが「もっと一緒にいたいな」という感情、そしてモテ女性へとつながります。
3.ちょっとNG「簡単よ」
「華やかに聞こえる職業で、新たなキャリアをスタートさせたYさんに、私のクライアントをはじめとする女性たちは、「あなたにとても合っているわね!」といった声をかけたそうです。
するとYさんは、「みんなにもできるわよ〜。本当に簡単な仕事だし」と話されたそうです。(中略)
もちろん、謙遜する言い方として「簡単」という言葉を選ぶ場合もありますが、その場合には「そんなに難しい仕事ではないんですよ」という程度で伝えるほうが品があります。」
例えば、彼氏がいる女性がいない女性に対して「彼氏なんてすぐにできるよ〜」という言葉を発した場合、相手が真剣に悩んでいるほど、相手を深く傷つけてしまう可能性があります。
仕事に関して「簡単よ」という言葉を発した場合には、同じ仕事をしている人を敵にまわしてしまう可能性もあります。
このように「すぐできるよ」「簡単よ」といった言葉を安易に使うのは避けた方が良さそう。
4.ちょっとNG「みんなでやろうよ!」
「会話を楽しんだり、弾ませたり、意見に共感するのは素敵なマナーなのですが、自分の判断だけで、興味がない人を巻き込み、迷惑をかけてしまいそうな場面には敏感になって対処していきたいですね。(中略)
「積極的ですね=図々しい」「ノリがいいですね=軽はずみな行動をする人」などと取られていることもあります。」
盛り上がった時に「みんなでやろうよ!」「みんなで行こうよ!」と言うと、実際は興味がなくても断りきれずに「じゃあ…」と参加せざるを得なくなってしまう人もいます。
みんなが同じことに同じだけの興味を持っていることはあまりないので、大勢でいる時にはうかつに「みんなでやろうよ!」と声をかけるのは控えた方が良いかもしれません。
おわりに
「簡単だよ!」「みんなでやろうよ」など、自分では相手の気持ちを和ませようと思って使っていた言葉でも失礼になってしまうことも。
気軽な気持ちで使っていた方はちょっと工夫して言い換えてみて。そして「お先にどうぞ」や「待ってたよ」といったどんな時でも相手に快く思ってもらえる言葉はどんどん使っていきたいですね。
参考図書:吉原珠央著『自分が欲しい幸せは自分でつかむ!パワーウーマンのつくり方』宝島社
(栢原 陽子/ハウコレ)