とっくの昔に時代は昭和から平成にかわり、働き方もなにもかもすっかりと変わってしまったにもかかわらず「男らしさ」の定義だけは、相変わらず変わっていないように感じます。
今回は「男らしさってなんぞ?」という裏テーマで、何人かの男子に「彼女にうまく言えないこと」についてお話をお聞きしつつ、男らしさに迫ってみたいと思います。
さっそく見ていきましょう!
1.ホテル行こ!
「たぶん男子から彼女にホテルに誘うのが男らしさなんだろうなと思いますが、ぼくはうまく誘えません。だからいつも彼女のほうからホテルに誘われます」(22歳/大学生)
男らしさとは、彼女に嫌われるリスクを冒してまでエッチに誘うことである……さて、これは本当に「男らしい」ことなのか?
しかし、「リードすること」が男らしさとされている中でそういったリスクを負いながらも行動することが求められるのでしょう。
女子の方から「今日OKです」的な雰囲気を出してお膳立てしてあげないとなかなか彼も踏み切れないのかもしれません。
2.おれが君を守るから!
「いや、ぼくは真剣に『おれが君を守るから!』と思ってるんですよ。でもそれを口にするのが恥ずかしいので言ったことはないです」(25歳/広告)
「ぼくが君を守るから」と言われて「けっ!ウソくせ!」と感じる女子と、うっとりする女子がいますよね。
言わないほうが男らしいと思っている男子もいるので、言われないことでがっかりしない、というのがポイントではないでしょうか。
普段の何気ない言動から感じ取ってあげてください。
3.なんで機嫌が悪いの?
「デートのとき、彼女の機嫌が悪くても、その理由を僕は聞くことができないです。聞く勇気がないというか……」(23歳/飲食)
相手の気持ちを察しつつ我慢することが男らしさなのかどうなのか……
でも「思わず我慢する」男子が多いので、それなりに結婚生活がうまくまわっている家庭が多いというのは事実でしょう。女子もおなじくらい我慢していたりもしますが。
4.おれ、甘いもの苦手なんだよね
「ぼくの彼女はスイーツが大好きで、いつも甘いものを作ってぼくに食べさせてくれますが、ぼくは甘いものが苦手です」(24歳/広告)
自分の好みを言わずに彼女に合わせる……というやせ我慢的なことって、男らしいと今でも評されるのではないかと思います。
5.その洋服、似合ってるよ
「彼女のことを褒めるといいとわかっているんですが、その洋服、似合ってるよ、とか、髪の色がいいとか、そういうことを、ぼくはうまく口にできません」(27歳/建築)
気恥ずかしいから言わない(言えない)というのも、時代が変わっても男らしさなのかもしれません。
おわりに
いかがでしたか?
やせ我慢することが男らしさである。こういう風潮は今でも日本にあるようだ、と結論づけることができるかもしれません。
言うまでもなく、よく喋るチャラ男は女子に警戒されがちだし、痩せ我慢的に無口な男子は出会いのきっかけを逃しがちだし……
ということで、男子は「本当は」自分は女子の前でどう振る舞っていいのかがわかっていないと言えます。
ということは、彼が「乗れる」雰囲気を女子が作ってしまったほうがいいと言えます。
ノリのいいリズムのなかで、彼はあなたの洋服や髪の色を褒めてくれるでしょうし、「おれが君を守るから」と言ってくれるでしょう。
男子はやせ我慢することが男らしさだと思っているという傾向は、昔からあることなので、時代は今でも男女平等なのではなく、恋愛においては女子のほうがやや上位である、という見方もできる、ということです。
(ひとみしょう/ハウコレ)