■獅子座の守護星~太陽
太陽「Sun」は、ローマ神話の太陽神ソールや北欧神話の太陽の女神ソールが語源といわれています。男性と女性の神が存在する太陽神は、力強い父性的なバイタリティーと、そのパワーを新しい息吹として誕生させる母性的な恵みを象徴しているのでしょうか。
太陽から放たれる莫大なエネルギーは、地上の植物を育て、動物たちに命を与え、万物を光り輝かせます。エネルギッシュな獅子座の力強さと、豪快で大胆な印象を与える明るさは、太陽そのもの。活力で周囲を元気にすることが大切です。
■乙女座の守護星~水星
水星「Mercury」は、ローマ神話のメルクリウスから名づけられたといわれています。商売や旅行、それに伴うコミュニケーションを司る星です。乙女座の守護星であると同時に、水星は双子座の守護星でもあります。
乙女座にとっての水星は、仕事面に強く影響しているようです。どんな状況にいても、業務が円滑に進むように整えるセンスがあるでしょう。乙女座の状況把握力は、水星の流動的な働きそのものです。ことを察する繊細さで自分を病まないようにリフレッシュを欠かさないことが大切です。
■天秤座の守護星~金星
金星「Venus」は、ローマ神話の愛と美と豊穣の女神ビーナスから名づけられたといわれています。天秤座の守護星であると同時に、金星は牡牛座の守護星でもあります。天秤座にとっての金星は、美の女神の面が強く影響しているようです。人と人との見苦しい衝突を嫌い、なめらかな人間関係を求め、美しいものを好むでしょう。天秤座の人に対する配慮は、金星がもたらす調和の美しさです。見栄を張ったり、愛欲や魅力に溺れることなく、人と自分に忠実に生きることが大切です。
■蠍座の守護星~冥王星
冥王星「Pluto」は、ローマ神話の地下の世界と死の神プルトンが語源といわれています。この世に命を受けたものは、死して地に帰ります。そして、土地を肥やしながら土に眠る資源となって、次の命の源として再生されることで復活を遂げるでしょう。地下資源やエネルギー、死と生に関わるのが冥王星なのです。
蠍座に秘められた底力と、すべてを見通してしまうような洞察力は、こうした冥王星の極限的な力が作用しているのでしょう。私利にしがみつかず、公正な判断を選ぶことが大切です。
■おわりに
いかがでしたか? 星座の特徴には、守護星の影響が出ていることをお分かりいただけたのではと思います。無理なく、自分らしく毎日を過ごすには、守護星を意識してみてください。
(LUA/ハウコレ)