昨年はSNSでの投稿がキッカケで事件が発覚したケースが多かったですね。
例えば、勤務先の冷蔵庫に入った投稿や、店員さんを脅した投稿などをネットにアップして問題になっているケースなどがありました。
あなたは、そんな風に犯罪を自慢するなんて、自分には関係のない世界のことだと思っていませんか?
ところが、SNSがキッカケでクビ…とまではならなくても取引先の信用を失ったり、出世が阻まれるケースもあるのです。
公開投稿にはしていないし、自分の友達の中には仕事関係の人はいないから安心…と思っても、友達の友達につながっていたりするのがSNSの怖いところ。
あなたは気付かなくても、友達が「共通の友人」を見て気付いて、あなたの投稿を勝手に見せたりする場合もあります。
今回は、ネットストーカーなどの被害を多々見てきた元女探偵である筆者が、仕事関係の人に見られてはいけないNG投稿について説明します。
1.会社の悪口、愚痴、機密情報
当たり前ですが、会社の悪口や愚痴、仕事上知り得た秘密を投稿するのはNGです。
しかし、公開投稿ではない場だと思うとついつい気が緩んで投稿してしまったり、友達に愚痴る感覚で載せてしまいがちなのもSNSの危険な点です。
他の友達が皆会社の愚痴などを載せているからといって気軽に載せたりしないようにしましょう。
2.仕事をサボっている投稿
「体調不良って嘘ついてセールに来ちゃいました。」などの投稿をうっかり載せてしまうケースなどもトラブルになりがちです。
処罰を受けるほどの事態にはならなくても、逆の立場で考えれば、自分が忙しく働いている時に同僚が嘘をついて休んで遊んでいたら、誰しもイヤな気持ちになりますよね。
3.芸能人を見た!などの隠し撮り投稿
芸能人を勝手に撮ってネット上にアップし、トラブルになるケースが増えています。
また、赤の他人であっても一般人の顔写真が写り込んでいる投稿や、友達やその子供の写真などを同意を得ないで勝手にアップしているケースも要注意です。
トラブルにつながりかねない行動を軽率に行う人だと見なされてしまう恐れもありますので、他人の写真にはモザイクをかける、無断で投稿しないなどの配慮が必要です。
4.高給取りだと思われる、バブリーな投稿
豪華な食事、リッチなホテルに宿泊している旅行の投稿など、せっかくの体験はここぞとばかりに投稿したくなるかもしれません。
「ボーナスが出たので…」などと書いてある投稿を取引先や下請けの会社の人などが見てしまった時には、自分の待遇と比較してイヤな気持ちになる場合もあります。
会社の提供しているサービスの料金設定がボッタクリだと思われて誤解されてしまうこともあるので、自慢は控えましょう。
「彼氏が連れていってくれました。」などの表現の方が無難だと言えます。
おわりに
仕事関係の人を見つけたらブロックしておけば安心…とはいかないのがSNSのコワイところ。
トラブルを避けるためには、投稿ボタンを押す前にこの投稿は上司や取引先に見られていたとしても問題ないかな?と考える癖を付けるようにしましょう。
(上岡史奈/ハウコレ)