牡羊座の守護星~火星
火星「Mars」の語源は、古代ローマの軍人マルスの名前といわれています。その名の通り戦いの神であり、農業の神です。農業の暮らしを守るための防衛が、攻撃に結びついたのかもしれません。
火星は、自発性や野心など、人が自ら行動するための力や能力を司ります。行動が妨げられれば怒りが生まれ、それが攻撃性に結びつくとも考えられるでしょう。
牡羊座の負けん気や野心は、火星パワーがもたらしています。日頃からストレスをためないように、スポーツなどで発散することが大切です。
牡牛座の守護星~金星
金星「Venus」は、ローマ神話の愛と美と豊穣の女神ビーナスから名づけられたといわれています。牡牛座の守護星であると同時に、金星は天秤座の守護星でもあります。
牡牛座にとっての金星は、豊穣の女神の面が強く影響しています。時間をかけて蓄積させることで、財産を蓄えたり、技術やスキルを上達させるのは、豊穣の女神の恵みといえるでしょう。
牡牛座の優しさと粘り強さは、金星がもたらす調和の美しさです。物欲や金銭欲に縛られることなく、美しくひたむきに生きることが大切です。
双子座の守護星~水星
水星「Mercury」は、ローマ神話のメルクリウスから名づけられたといわれています。商売や旅行、それに伴うコミュニケーションを司る星です。双子座の守護星であると同時に、水星は乙女座の守護星でもあります。
双子座にとっての水星は、知性面に強く影響しているようです。誰とでも会話を進めながら、新しい情報を蓄えるでしょう。
双子座の臨機応変さは、水星がもたらす賢さと頓智力の賜物です。ずる賢さに走らないで、誠実さを忘れないことが大切です。
蟹座の守護星~月
月「Moon」は、古代から人々の生活に密着し、多くの神々と関連付けられてきました。中でも、ギリシアの狩猟と貞潔の女神アルテミスは、月の女神としてよく知られているでしょう。
月は女性性と結びつけられ、出産と母、母性愛を意味します。蟹座の愛情深さと、その愛情に劣らぬ強い攻撃性は、母が子のために狩猟して子を守る姿なのかもしれません。
満ち欠ける月は、移ろいやすい人間の心模様に影響するといわれています。月のように変化する情動をうまく飼いならすことが大切です。
おわりに
いかがでしたか? 星座の特徴には、守護星の影響が出ていることをお分かりいただけたのではと思います。無理なく、自分らしく毎日を過ごすには、守護星を意識してみてください。
(LUA/ハウコレ)