付き合った経験は人並みにあるけど、男性との関係がなかなか続かない女性は案外少なくないのでは?
もしかしたらあなたの恋愛が上手くいかないのは、知らず知らずのうちに恋愛心理学でのタブーを犯しているのかも…?
今回は女子がおさえておくべきポイントを、渋谷昌三著『すぐに使える!心理学』を参考にまとめてみましたのでご紹介します。
1.男女で電話の捉え方が違う
「男性は、電話を必要なことを伝える道具としてとらえており、お互いの感情を通い合わせるものと考えている女性の長電話を、どうしてもたわいないものとしてとらえてしまいがちです。」
男女によって脳の構造が違うとよく言いますよね。特に顕著なのが話し方です。
男性は目的志向型で会話のなかで結論を導き出そうとしますが、女性はプロセス思考型で目的がなくても会話を楽しもうとします。
電話もそれと同じ。男性は要件なしに話すのが苦手で、「用事は済んだのにまだ電話するの?」と内心不満に思っているかもしれません。
こうしたすれ違いを防ぐためには、前もって「愚痴になっちゃうんだけど……」「雑談しない?」と結論を言っておくと、彼も状況を把握しやすいはずです。
2.「失敗の原因は相手にある」は失敗のもと
「『縁がなかった』『相手が悪い』などと自分以外の部分に原因を求める考え方を外的帰属といいます。(中略)アメリカの研究では、この外的帰属の人々の方が恋愛経験が多いという結果が出ています。
つまり成長もないまま、同じことを繰り返しているのです。」
失恋した時にくよくよしてしまう人からすれば、「ま、縁がなかっただけでしょ」とさらっと流して次の恋をはじめられる人ってなんだか羨ましく感じられますよね。
でも、そうやってさらっと流す事で、成長も反省もせずに同じ失敗を何度も繰り返してしまうのも考えもの。
イイ恋がしたいのなら、時には振り返って見ることも大事。落ち込んだ後に「こういうこともあるよね」と自分を励まして次の恋を見つけに行きましょう。
3.「ダメンズ好き」はクセ
「かつて付き合った人と行動パターンの似た男性は、関係の導入部では親しみやすく、つい話をするようになって、そのうちに同じパターンを繰り返してしまうのです。」
惚れる男性がいつもろくでもない男ばっかり、という女性はいませんか?
その原因について心理学では、「同じタイプを目にすると警戒心が薄らいでしまうから」なのだそう。
さらに、「尽くした分だけ愛着が湧いてくる」という麻薬性も原因に含んでいるようです。
「恋愛は好きになった方が負け」と言いますが、それでも自分なりに男性の最低限の条件は持っておきましょう。
お金をせびったり、暴力をふるったり、定職に就いていない男性はNGなど。こうすることで失敗のリスクと、出会いのチャンスを下げずに済むはずです。
4.やっぱり遠距離恋愛は難しい
「心理学にはボッサードの法則というものがあるからです。それはお互いの住んでいる場所が離れていれば離れているほど、結婚する可能性が薄れるというものです。」
実際、アメリカの調査で婚約中に住んでいた場所が離れていたカップルほど、結婚に漕ぎ着ける割合が減ったという結果が出ているそう。
時間、労力、お金……と負担が大きい遠距離恋愛は、関係を続けるのがなかなか難しいですよね。
でも、遠距離恋愛はマンネリになりにくいことが利点のはず。
お互いがきちんと自立したうえで、Skype・LINEで連絡を取りながら、月1回は必ず顔を合わせるなど習慣を作ることで、関係が上手くいく確率はグンとアップするはずですよ。
おわりに
ひとつでも自分に心当たりがあるポイントがあれば、失敗を繰り返さないよう努力してみて。普段から意識することであなたの恋愛はもっと素敵なものになるはずです。
(柚木深つばさ/ハウコレ)
【参考文献】
「すぐに使える!心理学」渋谷昌三著(PHP研究所)