以前ウェディングドレスを着る夢が失意や疾患などの暗示になることを紹介しましたが、今回は結婚式の儀式そのものに象徴的なメッセージが隠れている夢をご紹介します。
ある既婚女性の事例ですが、結婚しているはずの旦那と盛大な結婚式を挙げている夢を見たそうです。二人とも新郎新婦としてチャペルで拍手を浴びています。あれっ?おかしいなと思っていると、旦那の友人の一人がやってきて、祝福するように彼女の肩に手をそえたところで目を覚ましたそうです。その後わずか半年、夫婦仲はけっして悪くなかったのに、夢に現われたあの友人と急速に関係が深まり、気がついたら離婚、その彼とスピード再婚してしまったそうです。
結婚式の夢
結婚式のチャペルや盛大な祝福の夢は、喜びが悲しみを、幸運が不運を暗示する典型的な象徴夢になります。まれに冒頭の結婚式の事例のように人生の転機になっている夢もあります。
ちなみに「いい旦那だったし離婚する気はまったくなかったのに・・・あの夢を見てから不思議な成行きになってしまった」というのが彼女の後日談です。ただ、彼女のように楽天的な性格ではないかぎり、ほとんどの人は「人生万事塞翁が馬」というわけにはいきません。多くの場合、新郎として登場する男性との関係の変化に注意を促す警告夢になります。
現在の恋人と式を挙げるなら別れや失意の予兆になり、お酒が入る盛大な披露宴のイメージは、よい意味でも悪い意味でも、身近な人間関係の劇的な変化を暗示します。
好きでもない人との結婚の夢
好きでもない人との結婚の夢は意外にポピュラーなものなので、危急の変化や強い警告メッセージを含むものではありません。ほとんどの場合、好きでもない相手との結婚を控えて断ることもできず焦っている、結婚式の直前にその状況を後悔しているなどのイメージです。
多くは自身の人生の焦り、対人的な停滞感を反映します。ただ、やはり盛大に結婚式を挙げている、式場・チャペルのイメージがあれば対人的な警告夢になります。新郎になっている男性が知り合いなら、現実のその相手に警戒を怠らないでください。
ブーケの夢
あなたがブーケを手にするのは、周囲の人への羨望の反映、報われない状況を暗示します。対人的な失望や期待外れ、チャンスを逃すことなどの暗示になります。あなたの周囲の人間関係がギグシャクする暗示になることもあります。
衣装直しの夢
結婚式や披露宴を控え、何度も衣装直しをするのは対人的な停滞感を反映します。白が基調の衣装であれば、対人的な運気の低迷を暗示します。ただ、お気に入りの衣装に変わるのは良い意味での対人変化の兆しを伝えます。ウェディングドレスのように白を基調としたものではなく、派手でおしゃれなものだったり、奇抜なものだったりすれば、状況の好転の暗示になります。やはりチャペルや結婚式場のイメージではなく、披露宴会場のような場所であれば吉兆です。
夢が象徴する儀式の意味
人生の始まりと終わりの節目を象徴するお葬式や結婚式など、人が集まって行う儀式のイメージは基本的に予知夢や霊夢になりやすく、強いメッセージを伝えることが多くあります。また、パーティーや酒宴のような催しも、周囲の環境変化、大きな対人変化の兆しになっています。人が集まる場所でのイベントやコンサートも同様、自分自身が主役になる状況ほどメッセージ性が高いと言えます。
(梶原まさゆめ/ハウコレ)