こんにちは。マリアージュカウンセラーの斎藤芳乃です。
人はそれぞれ、価値観や生きてきた経緯が違うように、「愛を感じる感性」も違っているんですね。
この「相手が持っている恋愛感性」を知らないと、相手がそれほど喜びを感じない部分でアプローチを続けてしまったり、逆に、相手が好意を示してくれていても自分が受け取れないということが起きてしまいます。
今回は拙著「恋愛レッスン-永遠の絆のつくりかた」から抜粋して、気になる彼との関係を深めていくステップを4つご紹介します。
1.「愛を感じるポイントの違いを知ろう」
人はそれぞれ過去に過ごしてきた家庭環境が異なります。
そのため、たとえば「親があまり褒めてくれない人だった」という場合は、褒められていることに飢えているため、褒めてもらうことで愛情を深く感じます。
また、普段からプレゼントを贈られることがなければ、物をもらうことで「自分に対して特別なことをしてくれている」と感じる人もいます。
このように、育った環境・家庭の中の愛情表現の傾向によって、愛に対する「こうしてほしい」という欲求も変わっていくんですね。
そして、自分が無意識に求めていることを叶えてくれる相手に対してほど、人は愛情を感じるようになります。
2.「相手を観察する」
愛情の食い違いを避けるためには、自分なりのアプローチをするより先に、まず、相手のことをよく観察し、知っていくことを心がけましょう。
たとえば「褒められると喜んでいる」とか、「料理を作ってもらうことに感動する」など、その人の喜びが高いポイントがあるのです。
もし仮に、ひとつのアプローチをして喜んでもらえなかったとしても、そこで落ち込む必要はありません。別の接し方に変えてみましょう。
3.「相手の感性を見極める」
恋愛感性にはどのようなものがあるのでしょうか?
○「物をもらう」ことで相手に愛情を感じる
○物をもらうよりも抱きしめてくれることによって愛情を感じる
○言葉で褒めてもらうことで愛情を感じる
○話を聞いてもらうことで愛情を感じる
○一緒に楽しい経験をすることで愛情を感じる
○安らぎや安心を与えられることで愛情を感じる
たとえば、安らぎによって愛情を感じる人に対していつも楽しい話をしても、ただ楽しいだけで終わってしまうかもしれません。
けれど、こうした時に「いつでも悩みを聞くからね」と安心させてあげたり、ぼーっとして穏やかに過ごす時間を分かち合うことで、より相手へ愛が響くようになります。
4.「表現する」
これからのことが分かったら、それをより表現するように心がけてみましょう。
褒められることが嬉しければ、たくさん褒めポイントを見つけて伝えてあげることが大切ですし、安らぎを求めている場合は、より相手に安心してもらえるように、いつも穏やかで話を聞いてあげるようにします。
一貫して相手の喜ぶことをしてあげられることで、相手からは「いつも特別に自分のことを理解し、満たしてくれる人」というように記憶してもらえるようになるんですね。
おわりに
闇雲に愛情を表現するのではなく、しっかりと相手の感性を理解して愛を伝えることで、あなたの気持ちはより伝わりやすくなります。
互いに違う人間だからこそ、自分だけの愛の表現にこだわるのではなく、「受け取ってもらいやすい愛」を表現してあげてくださいね。
(斎藤芳乃/ハウコレ)
「恋愛レッスン-永遠の絆のつくりかた」 著:斎藤芳乃 SBクリエイティブ
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