僕は、常日頃から「言葉を信じるな。行動を信じろ」を信念のひとつに掲げています。
生理が来た時にガッカリしないかどうか
まず、エッチをする「前」の話。
デートの約束はしていたものの「ごめん、来ちゃった」と報告した女性に対して、「そっか…」と明らかにテンションダウンする男性は要注意。
そもそも女性の身体への理解がなさすぎます。こういう男性と付き合うと、将来の妊活・妊娠・出産・育児で苦労することになります。
なんなら「体調悪くない?デート延期しようか?」と提案してくれるようであれば、かなりあなたのことを大事に思っていると言えるでしょう。
前戯に時間をかけてくれるかどうか
これは日本の性教育の失敗も関係していると思うのですが、前戯にかける長さは愛情の深さとほぼ比例していると僕は考えます。
前戯に時間をかけられる男性は、「挿入(射精)が目的になっていない」男性です。つまり自分本位ではないということ。
そういう男性は「女性に気持ちよくなってもらうことを目的にしている」ため、常に反応を伺いながらあなたに気遣いの言葉をかけてくれるはずです。
終始無言で進めるような人だと、自己中心的にしている可能性が高いですね。
エッチする度に上達ないしは変化しているかどうか
また「女性に気持ちよくなってもらうことを目的にしている」と、行為のたびに何かしらの変化を起こします。
つまり「もっと気持ちよくなってもらうため」に反省し、考え、また行動しているわけです。
こういう男性は「女性の喜び=自分の喜び」になっているため、より気持ちよくなってもらうことで自分の満足度も高めることができるんですね。
逆に、相手のことをなんとも思っていないと、「自分さえ気持ちよければOK」「このくらいやっておけばいいだろう」と考え、エッチがワンパターン化します。
しかも、そういう男性に限って「俺、イカせるの自信があるから」とか抜かしやがるので、本当に困ったものです…。
ゴムをつけてくれるかどうか
どんなに激しく抱き合っても「0.01mm」の距離を大事にできるかどうか。ここはものすごく大事なポイントです。
当たり前のことすぎて書くのもためらわれますが、当たり前のことこそ大切にしなくてはなりません。
仮に女性側が「つけないで」と言ったとしても、「ちょっと待て」と言える男性こそ、相手のことを思っている男性だと言えます。(もちろん関係性にもよりますが)
ピロートークを楽しんでくれるかどうか
そしてプレイ後のコミュニケーションを積極的に取ろうとしてくれることも見極めポイントのひとつです。
男性は射精後にプロラクチンというホルモンの作用で強制的に眠くなります。(いわゆる賢者タイムですね)
その眠気を脇に置いてでも、エッチの感想を言い合い、何気ない会話をしてくれるなら、「ここで彼女を差し置いて寝ることだけはせぬぞ!」と思ってくれている証です。
まとめ:性教育の鍵は、実は彼女が握っている
上記に書かれていることを全てやっている彼なら、きっとあなたの夜の満足度も(よっぽど尖った性辟を持っていない限り)高いはず。
一方で、「やばい…私の彼氏、全然当てはまらないんだけど」とショックを受けた人もいたかもしれません。
そういう人に希望を持ってもらいたいのは、彼があなたへの愛情がないからそうしているのではなく、「単純に知識がないから」そうしている可能性もあるということ。
AVやナンパ師などから間違ったセックス観を植えつけられてしまっており、良かれと思いながら180度ズレたことをしていることもあります。
その場合は、改善の鍵は彼女にあります。
さいわい、ネット上には正しい情報を発信してくれる人がたくさんいます。そういう情報を一緒に見るなどしながら、「女性にとっての気持ちいいとは何か?“わたし”にとっての気持ちいいとは何か?」を時間をかけて共有していきましょう。
それでも一向に直らないときは?その時は、、、うん、所詮それまでの男だったということになりますね。(川口美樹/ライター)