彼氏と話していて、ふとした瞬間に機嫌を損ねてしまって「なんで怒ってるの?」とびっくりした経験はありませんか?実は、女性側にそんなつもりはなくとも、男性にとっては、カチンッとくる言い方があるようです。無駄なケンカやストレスを避けるためにも、男性心理を予習しておきましょう!
●「いいんじゃないそれで」
彼氏が、なにか迷っているときや、どうしようか悩んでいるときに、「いいんじゃないそれで」と言ってしまった経験はありませんか?
彼の選んだ選択や方法が、本当に「よさそう」と思ったから言ったセリフだとしても、彼からすると、「テキトーに流されている」と受け止められる可能性大。とくに、雑誌を読んだり、テレビやスマホを見たりしながらのこのセリフは、絶対NGです。
脳の構造上マルチタスクの得意な女性は、何かしながらでもしっかり会話ができるのですが、男性は、会話なら会話に集中しないと話を聞けない人が多いもの。「ながら会話=テキトー」と捉えがちなのです。
彼が悩んでいる場合には、まずはしっかり会話に集中する姿勢を見せましょう。それから、「私もいいと思う!」と、自分の意見を伝えてあげて。「○○だから、○○がいいよ」など、理由をつけてあげるなおよしです。
●「仕方ないじゃん」
「仕方ない」というのは、理由や根拠というより女性側の感情を訴える的な発言寄り寄りです問題。どうしようもなかったことなのであれば、「仕方ない」というその気持ち自体が「理由」や「原因」にあたります。「○○だからできなくて」と言い換えてみてはいかがでしょう。
でも男性の場合、感情に理由や根拠を求める人が多いもの。理由を説明せず「仕方ないじゃん」と言っても、納得してもらえないことが多いのです。そのうえ、「仕方ない=状況を良くしようとする意志すらない、面倒くさい」などと捉えられる可能性も……。
まずは、仕方ないではなく、「〇〇したい・してあげたいんだけど」と、本当はこうなったらいいな、という望みがあることを伝えましょう。そのうえで、「自分でもどうにもできない気持ちの問題なの」と、優しく伝えてあげるといいかもしれません。
●「私はこっちのほうが好きかな」
彼氏が「これなんかどう?」と、賛同を求められるような聞き方をされたときは要注意! 「ん~、私はこっちのほうが好きかな」と、素直に言ったつもりでも、言い方によっては、あなたのセンス悪いんじゃない?というニュアンスで受け取られてしまうことも。もしかすると、自分の選択を褒めてもらえると、期待しているのかもしれません。
そんなときは、「どのへんが好みなの?」と、まず選んだ理由を聞いて、「ああ~なるほど~」と、共感できる部分を引き出してあげてください。そのうえで、「私だったら、〇〇だからコッチ!」など、自分の意見を独立させて伝えれば、彼の意見を否定するニュアンスにはなりにくいはずです。
●「前からずっと○○じゃん」
「俺、○○だって気づいたんだよね」など、彼が初めて気が付いた感じで言ってきたことに対して、「前からずっと〇〇じゃん」と言ってしまったことはありませんか?このセリフも、「気づいてなかったの?」と、小バカにされたような気にさせて、イラッとさせてしまうかもしれません。
「あ~、私も実はそう思ってたんだけど…」と、「言われてみればそうだね」というニュアンスで返せば、カチンとさせずに済むはず。「あ、私もこの前、気づいた!」と、ちょっと気の利いた返し方をしてもいいかもしれません。
●おわりに
言葉は、真意がどうあれ、相手にどう伝わるかが問題です。相手を不快にさせてしまうかも、という可能性を少しだけ考えておけば、上手なコミュニケーションができるようになるはずです。無駄なケンカはしたくないもの。思い当たる節があるのであれば、ちょっぴり気を使ってあげることも愛情かもしれません。(織留有沙/ライター)