1.知りたいか知りたくないか
上記の女性のような場合、まずは、自分が本当のことを知りたいのか知りたくないのかが大事です。知りたくないなら、そのままにしておけばいい。ただ、知りたいのなら、知ってそれが事実だったらどうするかまで考えておく必要がありそうです。風俗くらいどうってことないじゃないと思えるならいいのですが、嫌悪感を抱く女性も多いでしょう。
どうして風俗に行くのか、風俗が好きなのか、行かないでほしいと言っても行ってしまう男性だとしたら、つきあっていくことはできるのか。そのくらいのシミュレーションはしてみましょう。
2.知りたいなら訊ねてみる
知りたいという結論が出たら、本人に直接聞いてみるしかありません。
「私も同じ経験があります。カードを見つけて,カッとなって『なに、これ』と彼につきつけてしまった。彼はしどろもどろしながら『友だちにもらっただけだよ』と。自分のカードを友だちにあげるなんてことあり得ないでしょと言ったのですが、彼はがんとして認めなかった。それ以上、問い詰めても無駄だと思いました」(24歳=通信関係勤務)
問い詰めてみても、彼が認めるとは限らない。そこでさらに問い詰めるのか、あるいはなかったこととして考えるのかは、あなた次第といえそうです。
3.女性には理解できないもの?
「風俗というのは、ある種のレジャーみたいなもの」と言い切った男性がいます。男同士で飲みに行き、ノリで風俗に行ってしまうこともあるし、日頃の憂さ晴らしという感覚で行ってしまうこともあるのだそう。
「趣味のひとつみたいなものだから、行くヤツは行くし、誘われても行かないヤツは行かない。女性が考えるほど,男は重要なこととは思ってないと思う」
彼はそう言いますが、大好きな彼が風俗に行っていたとなるとショックを受ける女性も多いでしょう。どうせならわからないようにしてくれればいいのに、と腹立たしくもなるかもしれません。
4.うやむやにしたくないなら
彼にシラを切られたら、とりあえず様子をみるか、それをきっかけに徹底的に話し合ってみるか。もやもやした気持ちのままつき合い続けてもいいことはないから、はっきりさせたいというなら話し合ってみるしかありません。冷静に。
「私はあなたに風俗に行ってほしくない」と伝えましょう。同時に、なぜ嫌なのかも説明したほうがいいでしょう。
「性を金で買う」男に対して嫌悪感があるのか、あるいは「自分がないがしろにされている気がするから」嫌なのか。自分の中の「嫌」の正体をはっきりさせることも重要です。そうすることで、自分自身はどういう男性が嫌なのかもわかってくるし、男女関係についての自分の価値観も見えてきます。
彼が「あなたが嫌がるなら、もう行かない」と言うか、「わかった、もう行かない」と言いつつまた行くか、「オレは風俗が好きなんだよ」と逆ギレするかはわかりません。あとは、そのときのあなたの直感で、「もうこんな人は嫌」と思うかどうかです。
おわりに
風俗に限らず、相手が自分の嫌なことをしているとわかったとき、相手を変えることはできないかもしれません。恋愛は結局、あるがままの相手を受けいれられるかどうかにかかっています。もちろん、彼が変わってくれることもあるでしょうが、無理やり変えることはできないのです。そういう人を,自分が愛していけるかどうか。そこで自分自身の価値観を問われているとも言えそうです。
(亀山早苗/ハウコレ)