どうも、あかりです。
■適度に「彼を試す」と彼は燃える
「ねえ今私別の男の人にアプローチされてるの」
こんなことを言って彼氏の愛情を確かめる、試すのはよくありませんね。
だけど、何も「試す」ことが全部いけないわけじゃありません。
「何食べたいの?」と聞かれて、「おいしいイタリアンがいい」と答えることは、「君が提案する『おいしいイタリアン』ってどんなもんよ? 君の本気を見てみたいな」といわば彼を試している。
こういうことをされると男子は、燃えます。「よっしゃ、頑張ってやる。絶対に彼女を大喜びさせてやる。期待を上回ってやる!」と俄然やる気が出ます。
反対に、「何でもいい」だと、彼女から何のヒントもなく、また期待も感じませんから、どう頑張ったらいいか手当たりがないし、また、頑張ろうという気持ちすら沸いてきません。「何でもいい」ってなんだよ、どうでもいいってことかよってね。
また、「このお店がいい」と具体的すぎるアンサーだと、少し張り合いがない。
「彼女がお題を出した」→「俺が選んだ」→「彼女が『さっすがー!』と褒めてくれた」という、男子が大好物なプロセスが欠けている。これは、男子が女子と付き合っていて、一番、達成感と幸福感を強く感じる瞬間です。
おいしいお店を自分で探せてしまう彼女にとって、自分の存在価値を感じることはできません。「おいしいイタリアンが食べたいなぁ」と思っても、自分ひとりじゃそれが叶えられない。そこで、「俺が連れて行ってやるよ」と彼女の夢を叶えてあげられる。そういうところに男子は彼氏としての自分のアイデンティティを感じるのです。
■試した後にはご褒美を、ね
ただ気を付けたいのは、試してばかりだと、なんだか少し上から目線な、気に食わなくて偉そうな彼女になってしまうということです。
「おいしいイタリアンがいい」と言ったきり、彼がチョイスしてくれたお店に対して何のコメントも評価もせずに、「まあ、選んでくれて当たり前だわな」風な態度では、ただの「イヤな彼女」になってしまいます。
もともと「おいしいイタリアンがいい」というセリフの目的は、「最もおいしいお店を選ばせること」じゃありません。もしそうなら、彼じゃなくて食べログやRettyに聞けばいい。じゃなくて、「彼女を喜ばせるプロセスを通じて、私をもっと好きになってもらう」ことが目的なのですから、結果的に彼が選んだお店がどんなものであろうと、どうでもいいのです。結果よりプロセスが大切なんです。
なので、試した後には、その結果がどんなものであろうと、必ず「このお店素敵。選んでくれてありがとう」と伝えてあげてください。
まるでフリスビーを走ってとってきたワンちゃんの頭をなでなでしてあげるように。別にフリスビーをとってくることはすごいことじゃないけど、頑張ってくれたこと自体に「ヨシヨシ」だからね。
■おわりに
もちろんこの「彼を試す」が活かせる場面はこれだけじゃありません。
彼が「何がいい?」と聞いてくれたら、「お任せ」と丸投げするのでもなく、「これがいい」とアンサーを与えるんじゃなく、「こんな感じのがいいな」ってヒントを与える程度にしてあげることで、どんな場面にも応用可能。ぜひ、「丸投げじゃなくて、でも答えでもない」という力加減を覚えておいてください。(遣水あかり/ライター)