1.愛情表現のミスマッチ
前の彼女は3年つき合って、僕が返信しなくても、
その事を責めずに毎日メールしてくれた。「お疲れさま、今日も仕事大変だけどがんばってね。」とか「無理しないでね」とか、でもそれは僕が欲しいものじゃなかったんだよ。(あゆむさん、36歳:デザイナー)
あゆむさんの今の彼女は前の彼女と正反対。
メールもしない時もあれば、突然メールがきて文句を言うときもある。自由奔放な今の彼女はあゆむさんから連絡がきても、寝ている時は電話を取ってはきる、友達といる時など全く連絡を取れなくなるような女性。そんな彼女と前の彼女の決定的な違いは「セックス」だそう。「彼女は僕のセックスで徹底的に感じてくれる、男は自分が気持ち良くなりたいっていうのもあるけど、相手に気持ちよくなってもらうと最上の喜びを感じるんだ」
相手を気にかけていますよ、とメールを毎日するよりも、男性は自分が「強いオス」であると感じさせてくれることを求めている、というわかりやすい事例です。
2.体験のミスマッチ
今つき合っている彼女は野心を持って働いたことがないので、僕の仕事の辛さを頭では理解してくれても、本当の意味でわかっているわけじゃないから、そういう話しはセフレとしてしまう。で、話していても楽しいし、セフレとのセックスの方が燃えてしまうんだ。(わたるさん、29歳:広告会社勤務)
女性なら仕事の辛さは女友達に話せばよしとなるところを、男性はそうではないようです。仕事の安定期に入っていない20代、30代の男性に多いのですが、仕事の辛さを聞いて欲しいというより、体験として共有したい欲求がある事例です。仕事を頑張っている男性の体験を共有するためにも、女性は一度でいいから、真剣に仕事に打ち込む期間も必要かもしれません。
3.余裕のミスマッチ
上記、あゆむさんの彼女も、わたるさんのセフレも、どちらかというと自由奔放。そういう姿勢が男性に自由なスペースを与え、彼らに「肩の力を抜いた恋愛」を楽しむ気持ちの余裕を与えています。彼らが連絡しない時も彼らを待っているわけではありません。彼女にも自分の生活を謳歌する心の余裕があるのです。男性に「自分を待っているだけの女性」と想われると、彼らは重圧を感じます。自分の時間を楽しむ心の余裕が大切です。
4.アピールのミスマッチ
正直、家庭的であることをアピールされると、「私の魅力を認めて感を感じてしまう」(ゆうじさん:22歳:学生)
女性にモテる大学生のゆうじさんは、お弁当を作ってくれる前の彼女をあまり好きになれなかったといいます。今、ゆうじさんが好きな女性は色っぽくて、外向的女性だそう。自信のある男性はどちらかというと、自分が与えたことやものを喜んでくてれる女性が好きなのです。ですから、女性が一方的に与えたものを喜ぶとは限りません。お弁当や料理自慢、掃除上手自慢は、相手に自分の魅力をアピールする一方的な押しつけになりかねません。彼が家に遊びにきたら軽く料理をするくらいがいいでしょう。
おわりに
いかがでしたか?
お弁当を作るから愛してもらえる、毎日メールをしているから愛してもらえる、そういう労力や考えは今すぐ手放して、自分の持っている魅力を磨いてちょっと自由奔放なくらいがちょうどいいかもしれませんね。
(荻原かおる/ハウコレ)