「マグロ」と聞くと、アノことだとすぐに思い浮かぶ人、こんにちは。
1.ネタ話はほぼ愛撫
「面白い話をして女子のことを笑わせようとしてるときの俺たちって、してるときに女子を感じさせようとしてるときと同じメンタリティだと思う」(飲食/26才)
この場面では、まさに笑うことが”感じる”こと。「とにかく笑おうよ」と私もさんざんハウコレでしつこく書いてきていますが、これは「笑顔が少ない女子とのデートはつまらない」と語る男子がほんとうにそれだけ多いからです。それこそ「エッチのときマグロな女子が嫌」と言ってる男子なんかよりもずっと多い。
喘ぎ声と同じで、100%演技というのはあれだけど、ほんの少しだけ誇張して、相手も、自分も盛り上げることの大切さは、笑う場面でも必要な恋愛力です。
2.ボディタッチもほぼ愛撫
「手をつないだりしたとき、シーンって完全にノーリアクションでいられるよりも、ルンルンみたいな感じでつないだ手を振ってきたり、ぎゅって強く手を握り返してきたりされると嬉しい」(IT/27才)
デートでは、手をつなぐことのほか、ハグされる、肩を触られるといった彼からのボディタッチがいくつもありうるわけですが、こういうのに対していちいち”感じて”いきましょう。
感じるって別に声を出せってことじゃなくて、心の中にあるドキドキな気持ちをそのまま内に秘めておくのがもったないから、表情や、仕草や、言葉で見える形にしてあげましょうっていうことですね。
3.優しさもほぼ愛撫
「男子は実はデートのなかでいろいろと女子に対して気配りをしてたりするので、そういうのを逐一気が付いてお礼を言ってくれたり感動してくれたりすると、いいですよね」(運送/27才)
車道側を歩く、お店で奥側の席に座らせてあげる、嫌いなもの・アレルギーがないかを気にする、彼女の分の料理が運ばれてくるまで待つ、飲み物の空きに気が付く、トイレに行っている間にお会計する、駅の改札まで送ってあげる……。などなど、一連のデートの流れの中でもこれだけたくさんの王道な優しさが思い浮かびますが、ほかにもたくさん、彼の優しさから出た言動はたくさんあると思うんです。そういうのを気が付いたとき「あ、優しい……」とこっそり感動するんじゃなくて、「ありがとう」と明確に言葉にしてあげる。これが”感じる”ということ。
「えー、ひとつも優しい行動なんてないんですけど」という人は、それはあなたが気が付いていないだけですので、もうちょっとよく見てみましょう。
4.デート後のLINEはピロートーク
「俺なりの考え方なんだけど、デート解散後にお互いに家に帰りながらするLINEは、エッチで言うところのピロートークと同じ。だから無視されると、すぐに寝ちゃったのと同じでさみしいし、そこでのLINEの口調から、『俺のデートどうだったかな?』っていうのを探ってる」(映像関係/24才)
要するに、「余韻が楽しみたい」っていうことですよね。LINEでも、電話でも、それこそほんの一言でもいいのでこちらの”満足感”を示してあげるということはすごく大切で、そのなかでふたりが、楽しかったという気持ちと同時に、少し物足りない、もっと一緒にいたかったという気持ちも共有・交換し合うからこそ、次につながるわけです。
デートは、お家に帰る前、いえ、その日眠りにつくまでがデートなんですね。
おわりに
デート全体が「エッチ」なんです。
デート全体を通して、男子は彼女を”感じ”させようとしてる。感じるというのは、笑うことだったり、感動させることだったり、ドキドキさせることだったりしますが、どれも究極的には「好き」と思わせることに集約されます。
「俺のこと、もっと好きって思ってくれよ」という行動がちりばめられた彼とのデート。あなたは、そのうちどれくらいに対して、”感じて”あげることができているでしょうか? 「この子、マグロだな。楽しませがいがないな」って思われていない自信はありますか?(遣水あかり/ライター)