お付き合いをし始めたときには、彼のどんなところも魅力的に感じていたはず。しかし長く彼と交際するにつれて嫌な部分が見えてしまうことも。お付き合いをやめて、別れることは簡単です。でも、毎回そんなふうに、短命恋愛を繰り返してはいませんか?
彼が話し合いに応じてくれない
彼に対しての不満が溜まって、2人の関係をどうにかするために話し合いたいのに、仕事の忙しさなどを理由に、彼が話し合いに応じず、変わってくれようとしない時。こんな時には別れが頭をよぎることもあるでしょう。
彼は現状には納得しているけれど、彼女側は納得していない場合には、何度も話し合いを求めたくなることもあります。彼に変わってほしい思っている内容によって、話し合いの終着点も異なります。
彼に変えられないもの
例えば、あなたが嫌気を感じているのが、彼の家庭環境や仕事の環境、根本的な価値観である場合には、なかなか変えることができないかもしれません。
思うことがあっても、それは長い年月を重ねて積み重ねたもので、彼が選んで掴んできた結果です。何度話し合っても平行線なのは、変えるべきなのは彼氏の方ではなく、彼女であるあなたの解釈かもしれません。同じ物事でも視点を変えれば、前向きに考えられることもあります。
自分の解釈を変えてみる
もし彼の家庭環境が複雑で、納得できないことがあったとしても、その経験があったからこそ、彼の考えには深みがあり、同世代の男性よりも頼り甲斐があって、しっかり責任感の強い性格になっている、とも言えます。彼のそういった内面の魅力を感じているなら、マイナスに感じるところも含めて「その経験があるから今の彼がある」と視点を変えて受け止めてみましょう。
もし彼の嫌な部分を長所として見るとしたら、どんな風に解釈を変えられるのかという作業を続けていくことで、今まで見えなかった彼のいい部分が見えるかもしれません。
彼に変えられるもの
それとは逆に、例えば遅刻、時間の使い方など、彼自身が変えることは出来るはずなのに、何度言っても彼が変わってくれないのは、彼自身が「変えたくない」と思っているからです。彼の行動や発言、ちょっとした癖や習慣など、彼にとっては日常化していて、居心地がいいのです。
彼の言動の理由を引き出す
なぜ彼がその行動をするのか、という理由を説明してもらいましょう。行動の根本には、それをしないと不快に感じ、不安になるなどといった理由がある場合があります。その気持ちを解消するような解決方法を彼と一緒に導き出してあげれば、その言動をしなくても済むようになります。
また、彼女がなぜストレスを感じているのかという理由をきちんと説明することによって、彼が言葉の表現や行動を少しだけ変化してくれる可能性もあります。
例えば彼が、「面倒くさいし、仕事で疲れているから」となかなか家事を手伝ってくれなかったり、「何度も言わないと、相手が忘れないか不安だから」と同じ事ばかり小言のように言ったりすることに、ストレスに感じる女性もいます。
家事を手伝わないのは、彼女の体力的な負担が大きく、自分ばかりがんばっているようで辛いからと彼に伝われば、彼の行動は変わるかもしれません。
何度も同じことばかり言わなくてもいいように、TODOリストを共有化して、お互いがやるべきことを忘れないようにするなどの工夫をして、彼の口癖に対策をしていく方法もあります。
嫌な部分も含めて、彼であるということ
些細な不満は積み重なると、大きなストレスになって爆発してしまう可能性がありますから、早めの解決が大切。すれ違いが起きる前にお互いがストレスを感じるポイントとその理由、具体的な解決策を相手にいくつか提案することによって、たいていのことは解決します。
長く続くカップルは、気持ちをこまめに確認し合っている
カップルが別れる時には、大きな問題で別れるというよりも、小さな心のすれ違いが積もり積もった結果、というパターンが多いもの。相手の嫌なところばかり指摘し始めるとキリがありません。良いところを見ようと努めたり、相手の気持ちをもう一度確認したりすると、破局を迎える前に対策が取れます。
もし大きな問題が起きても、日頃から些細な問題を乗り越えてきているカップルは、「2人なら乗り越えられるだろう」という自信がつきます。一緒にいる時間の中で、お互いの気持ちを確認し合いながら、良い関係を育んでいきたいですね。(番長みるく/ライター)