彼が浮気してるかも、と思ったとき、ストレートに責めて喧嘩になるのではなく、彼自らの意思で「浮気はやめよう」と思いとどまって欲しいですよね。効果的な言い方について元女探偵の筆者が解説します。
■「もし、浮気されたら辛いな」
多くの男性は、「浮気がバレたら怒られる」という思いがあるから隠そうとしますが、「浮気によって彼女を傷つけてしまう」というところまで考えが回っていません。
発想が子供と同じで、例えば母親に「ちゃんと塾に行かないと怒るよ」と言われたら誤魔化してサボろうとしますが「塾をサボったらお母さん悲しいな」と言われたら母親を傷つけないようにちゃんと塾に行こうとする、というようなことです。
浮気をしたら怒る、だと浮気をしなかったら怒られないだけなので彼にとってあまりメリットがありませんが、浮気をしたら悲しむ、だと浮気をしなければ彼女を悲しませなくて済むので彼にとって誠実であることはメリットがあるのです。
ですから、「浮気をしたら怒るよ」と彼を脅すよりも「浮気されたら泣いちゃうな」と可愛く言う方が効果的ですよ。
■「私の勘ってよく当たるんだよね」
女性のほうが観察力が鋭いと言われていますが、浮気されたらすぐに気付くということを彼に匂わせておくのも効果的です。
イケメンとしか付き合えないという恋愛癖のある筆者の知人は、彼氏ができるたびに浮気の心配をしています。
その女性がよく彼氏に「私、ちょっと霊感があって。寝てる間に知らない女が何回も夢に出て来たんだけど、その女が元彼の浮気相手だったんだよね。浮気されると守護霊が教えてくれるみたい」などと話して、暗に「浮気したらバレるよ」と釘を差しておくそうです。
ここまで言うと彼氏も怖がってしまうと思いますが、勘がいい女性というのは男性からすると脅威です。
「自分ではうまく誤魔化せるつもりでいても、この彼女にかかったら見抜かれてしまうだろう」と多少怖がらせておくくらいでちょうど良いのです。
■「浮気してたら別れるから」
筆者が見てきたケースで浮気防止にもっとも効いていると思われるのは「浮気していたら別れるから」と宣言しておくことです。ポイントは、迷いなく言うこと。
彼のなかで「こいつは俺に惚れているから、浮気がバレても謝れば許してくれるだろう」などと甘い考えを持たせないためにも「浮気はありえない。分かった瞬間即別れる」と意思の固さを印象づけておくことが大事です。
この場合、わざわざ彼の浮気を疑っている素振りを見せる必要すらありません。例えば、「友達が彼氏に浮気されて復縁したけど、結局ヨリを戻したんだよね。ありえない。一度浮気した男なんて絶対信用できないから私なら即ブロックしちゃうな」などとサラッと言うのがコツです。
彼本人が「しよう」と決めないと発展しないのが浮気です。もしそういうチャンスがあっても、「やっぱりやめておこう」という抑止力になるのは彼女の一言だったりします。
普段から浮気したらサヨナラだよ、ということを彼に分からせておくのは無駄にはならないですよ。(上岡史奈/ライター)