本命への昇格は原則ないと思った方がいい
よく都合のいい女から本命に昇格することはできるのか?といったような質問を受けるのですが、基本的にはそれは起こらないと思っていた方がいいでしょう。
二番手はあくまで二番手であり、一番手がいなくなってもそこからは昇格せず、別の一番手候補が補充されるシステムになっています。
そしておそらく本命への昇格を望む人たちも、「ないとは思ってるんだけど」と頭ではわかっていながら、「これだけ彼を想ってきたのだからもしかしたら振り向いてくれるのでは…」という思考が、その微粒子レベルの可能性に期待させてしまうのです。
中には、浮気相手から本命になった女性の成功体験を都合よく解釈している人もいますが、あれは「別の一番手候補が現在の一番手を超えた」事例ですので、真に受けない方がいいでしょう。
なぜ「都合のいい女」になる人が後を絶たないのか?
都合のいい女にならないようにするためには、本命になれるようにように努力するのではなく、そういう態度で接してくる男を相手にしない、というのが一番の予防策になります。
インフルエンザみたいなもので、イザかかってしまうと治療までに痛みと苦しみを通過しなくてはいけません。
ですので、普段から免疫力をつけておき、仮にウイルスが近づいてきても倒せる状態にしておく必要があるのです。
ただし「都合のいい女」を見つけるのが得意な男性は、初回のエッチにこぎつけるまで、「優しく気遣いに溢れ、紳士的な態度をとり、胸キュンワードをばらまく」ことが多いので、恋愛に対して免疫力の低い人は、その本性の見分けられないことも多いのです。
これだけいろんなところで「そいつは地雷だぞ!」と警鐘が鳴らされていても、いつまで経っても「都合のいい女」にはまってしまう女性が後を絶えないのは、こういった背景があったりするのです。
「脱!都合のいい女」への特効薬
万人に共通する解決策としては、やはり「実際に付き合うまではエッチをしない」と胸に刻むことだろうと思います。色々考えてみましたが、やはりこれが一番です、やっぱり。
本当に付き合いたい女性が相手なら、それで男が離れていくことはありません。それで離れていく男なら「その想いはたかが知れていた」ということです。
ただし、そのスタンスを公言するのは控えた方がいいと思います。その人のキャラにもよりますが、「誰もお前を狙ってねぇよ」と突っ込まれ、せっかくの出会いを遠ざけることになりかねません。
またこれは実際に「ヤってしまった」後でも有効なので、「やっぱり彼女としての関係を築きたい。それができないのであればあなたとは関わらない」とハッキリ明言すべきでしょう。
ちなみに僕は「それでも私は彼のそばにいたい。都合のいい女でもいいわ」と思う人は責めません。
それはそれで一つの愛情表現の形ですし、需要と供給がマッチしているので他人がとやかくいう問題はないと思います。
問題はそのふりをしながらも「いつかは本命に…」という気持ちがある状態。この状態では誰も幸せにならないので、できるだけ早く脱することをお勧めします。(川口美樹/ライター)