お付き合いをしていても、片想いでも、あなたがデートをするその彼に、「デートすっごく楽しいです」「私のスケジュール帳の中で一番大切な予定です」という気持ちを伝えることは何より大切です。
1.スケジューリングでは特権階級
「デートの日取りを決める段階で、『あ、俺を優先してくれたんだなー』ってのがわかると嬉しいかも」(アパレル/23才)
「特権階級」と書きましたが、要するに「あなたとのデートが最優先なんだよ」というのが伝わるといいよってことです。
例えば他のどうでもいい予定があったとしても、「その日◯◯があったんだけど、そっちをずらすから、会えるよー」みたいに言ったりとかね(私自身はこれがたとえちょっとした嘘であっても、そういう嘘なら彼もあなたも幸せになるので、恋に必要なスパイスだと思います)。
こういう気持ちを伝えることが、「一番あなたに会いたい」つまり「あなたが大切」というメッセージになるからです。
「ただ『会いてるから会えるよ』っていうのじゃなくて、『会いたいから、予定空けました』っていうのが一番嬉しいし、こっちまでデートが楽しみになってくる」(営業/25才)
ということですね。
2.「会話」に見る2つの要素
「たぶん俺以外の男子もそうだと思うけど、あんまりスマホを使わないこと、それから、俺の話にたくさん笑ってくれること。このふたつは重視する」(大学院生/24才)
もちろんデートの中で、「会話」の出来不出来が一番大切というのは当然です。
そして、多くの男子があげるのが、このふたつの要素。スマホを触りすぎると、それはイコール「退屈です」という意思表明になってしまうし(いくらこちらが無意識に触ってしまっているだけだとしても)、そして、たくさん笑うというのは「デートが楽しい」と伝える一番直接的な方法です。
たしかに男子がみんな、お話上手とは限りません。でも、少なくとも、男子の側は「俺とデートをした子に対しては、面白い話をして楽しませてあげたい」と思ってはいるのは事実。
それが男子にとっての価値であり、アイデンティティだからです。これができないと、男子は「今日のデートは失敗したな」なんて思うし、逆に相手がたくさん笑ってくれると、「今日のデートよかった。また会いたいな」と思うわけです。
「自分がウケる場所」というのが男子は大好きなんですよね。
たくさん笑う。作り笑いをしろってことじゃなくて、「この人とデートできて嬉しいな」って気持ちを表情に出して、笑顔でいる時間をなるべく増やそうということです。
3.「一番です」ってさりげなくでも言いたいね
「『こんな楽しいの久しぶりだな』とかさりげなく言ってもらえるとやばい嬉しい」(広告/25才)
「私は、あなたとデートするのが一番好きなの」とは、直接的すぎてあまり言いづらいでしょう。これはたぶん、私でも無理です(笑)。
だけど、「ああ、ここ最近で一番笑った」とか、「他の男子と会ってもあんまり本音で話せないんだよねー」とか、「もうこんな時間か、あっという間だったな」とか、「明日が休みならいいのにな」とか、なんでもいいですけど、「あなたとのデートが最高です」という気持ちのかけらみたいなものをちょっとでもお届けできたら素敵ですよね。
あとは男子がそのかけらを持って、自分の妄想と想像で善意解釈を繰り返しながら、「そうか、この子は俺とのデートが大好きなんだな」という気持ちを勝手に完成させてくれますから。
おわりに
男子に好意を伝えて、それから男子があなたを意識して、やがて好きになって行く。
そのためには、「あなたは私にとってスペシャルです」というのを伝えるのが一番てっとり早いわけですが、デートを通してこの気持ちを伝えられているかどうかと聞かれたら、なかなか上手にはできていない人も多いんじゃないかなって思うわけです。
もう一度、自分の好きな人とのデートを振り返って、もしも「あ、気持ち足りてないかも」と感じる部分があれば、今日の記事を参考に、ちょっとでも改善してくれたら嬉しいなと思います。(遣水あかり/ライター)