家事力や生活力が高い方が結婚向きの女性であるというのは、一般的に知られていること。でもなぜそこまで男性が家庭的な面を重要視するのでしょう。男性だって一人暮らしのときは家事してたんだし、そんなに家事力を求める必要なくない…?結婚後に頑張るだけじゃダメなのか?と、違和感を持つ女性もいるようです。
結婚の話題を避ける彼氏たち
彼氏とある一定期間、交際をしているのに将来の結婚の話が全く出ないカップルは少なくありません。かといって、二人の仲が冷え切っているかというとそうでもなく、ただただ、結婚の話題を出すと曖昧にされて話が進まない。
男性からすると、彼女のことが嫌いなのではなく、彼女の家事力や生活力の低さに結婚を想像できないということが、一番の「結婚したくない原因」だったりします。
結婚する=生活を共にすること
女性が結婚と聞いて一番イメージしやすいのは、ふわふわなウエディングドレスや結婚式の様子、赤ちゃんを抱いて彼と幸せそうな笑顔。ロマンティックな想像を浮かべる人もいるでしょう。
しかし男性は結婚式やドレスなどの儀式ではなく、彼女の手作り飯や家事をしている姿、金銭面でのやりくりは大丈夫かどうかなど、かなり結婚を現実的なものとして捉えています。
彼らにとって「結婚は生活を共にすること」でイベント的な要素はないのです。男女平等が進んでも、男性の意識は「自分が大黒柱として守らないといけない、稼がないといけない」という意識があり、そのぶん、妻となる女性には、癒やしやサポート力を求めるもの。家に帰ったとき、胃袋が落ち着くような、疲れた時に「あいつに会って、早く癒されたい」と思えるかどうかを重視しているのです。
おかんが作る茶色系飯をパパッと作ってほしい
私はよく料理もするし、インスタにそれを載せるのも好き!という女性は、「私はできている」と感じるかもしれませんが、ここに男女の考えの違いが。彼女は確かに料理上手だと思うけど、カフェ飯やインスタ映え飯ばかりで胃袋が休まらない…とひそかに嘆く男性も多いのです。
男性が求める家事力とは、短時間で一通り難なく家事をこなせて、冷蔵庫の余り物で母親が手抜きで簡単に作るような茶色系の料理。イベント感や繊細さや完璧は求めていないのです。
理想の生活力は、彼に万が一のことがあっても、節約をして最低限の生活はできる金銭的感覚と自立をしていけそうな経済力のことを指します。
家庭ではノンストレスでいたい男たち
ごくたまにはオシャレなカフェ飯もいいけれど、家に帰ったら仕事の疲れから解放されて、パンツ一丁でゴロゴロしたい男性にとっては、家の中はノンストレスな空間であってほしいのです。何も言わなくても、おかんがうまい飯を出してくれた実家のような安らぎをどこかで求めているのかもしれません。
「男はマザコン」というのは、母親にべったりのキモ男のことではなく、実家にいた幼少期時代のおかん料理の癒しを求めている、ということなんですね。
どこか肝っ玉母ちゃんみたいな女性が早々と結婚していくのは、そこんところの料理の腕前が彼に刺さっていて、万が一のことが起きてもしっかりやっていけそうな、そんな包容力があるからかもしれません。
冷蔵庫の余り物ご飯は、料理の高いスキルが必要
家庭的なおかん料理は簡単なようで、意外と料理のスキルが高くないとできないもの。「冷蔵庫の余り物でうまいご飯」は目の前の食材で献立を考え、見た目の味もそれなりに安定していることが条件。1日やそこらでそのスキルは身につかないのを男性はわかっています。
現時点で、必ずしも料理がうまい必要はなくても、「料理ができない・ほぼ自炊をしない女性」が即、恋愛対象外になるのは、ほとんどの男性で言えることです。
「家事は一応するけど、結婚したらちゃんとしようと思ってる」的な発言をした時点で、彼女といえども結婚はイメージできなくなるのです。
どこかおかんを求める男たち
共に生活をしていくために、家事力や生活力の高さを妻に求めたいと思っている男性はまだまだ多いです。男女平等といっても、本能レベルではそう思えない彼らには、どこか頼れる内面おかんが必要なのかもしれません。それにいつ気づくか、それを上手に利用するかで、「早く結婚したい!」を叶えられるかが決まるのでしょう。(番長みるく/ライター)