こんにちは、美佳です。
■そもそも男女は恋愛に求めているものが違う
筆者は先日、久留米大学の「恋愛依存傾向尺度作成の試み(男女間における恋愛依存傾向の比較)」の論文を読んでいたのですが、その論文中に、「男性の方が(女性よりも)恋愛依存傾向が高いと考えられる」という、とても興味深い一文を見つけまして、論文を読み進めたところ、恋愛依存傾向が男女で違うことが書かれておりました。
研究結果を抜粋しますと、まず男性は、
「◎男性は自分の時間や生活を大切にする一方で、恋人や異性の友人を心の支えにし心理的な部分で女性に依存する。
◎女性からの過度の頼まれごとに自己犠牲的に応じ、相手を中心とした行動をとったり意識を持つ。
◎「自分だけのもの」として独占・支配するなどの傾向がある」
そして女性は、
「◎女性の方が(男性よりも)一人でいることに孤独を感じやすい。
◎恋人・友人を問わず異性対して無条件な受容や容認を求める傾向が強い。
◎女性は相手に対し「常に自分を認め、受け入れてほしい」「常に自分のことを考えてほしい」と感じ、そのような面で依存しやすい。」
このことから、そもそも男女は恋愛において求めるものが違うことがわかりますよね?
そう、この違いをわからず恋愛をしてしまうと、すれ違いが起きるのは当然のことといえば当然のことなのです。
■では、すれ違いをなくすには?
男女で恋愛スタンスが違うのはもうしょうがないとして、その違いの中、いかに相手と仲良く付き合っていくかを考えるのであれば、自分の意思を曲げる、完全に相手に譲ることまではしなくても、相手の恋愛ニーズになるべく合わせる必要はあります。
彼とうまくやっていきたいのなら「彼だけの女」になり、彼に一人の時間も与えつつも、程よく彼を頼ることがすれ違いを防ぐコツと言えるでしょう。
(彼にもできれば女性の恋愛ニーズを知ってもらう必要がありますね)
恋愛中、「なんで彼は私の気持ちをわかってくれないの!」とイライラしてしまう女性もいるでしょうが、研究からもわかるように恋愛に求めていることは男女で違うのです…。
恋愛も場数を踏めば、徐々に相手の望んでいることもわかったりするでしょう。でも、恋愛慣れしてない場合は、なおさら相手が恋愛に求めていることが何なのかわからないのです。
■おわりに
男女における恋愛スタンスの違いを知っていないと、すれ違いも起きやすいです。なので「なんで彼はわかってくれないの!?」ではなく、「彼は男性だから、私とは恋愛に求めるものが違うのだ」くらいに思っていた方が、まだすれ違いは防げるかと。
参考文献:『恋愛依存傾向尺度作成の試み-男女間における恋愛依存傾向の比較-』
(美佳/ライター)