僕は恋愛コラムを書き始めるまでは、ダイエットのアドバイザーをやってました。
相談する人を間違える
これから夏にかけてダイエットしようかなって思っている女性がいたら、是非とも覚えてほしいことがあります。
いいですか、間違ってもダイエットの相談は「ダイエットに成功した人」にしないでください。
そもそも、食習慣と適度な運動を取り入れている人はダイエットをする必要がありません。その人がどんな生活を送っているのか?そこにダイエット成功の秘訣があります。
ダイエットの相談は、特別な努力をせずにスタイルをキープし続けているダイエットをしたことがない人にすべきなんです。
恋愛もそう。恋愛相談は恋多き人にするものでもなく、恋愛経験が多い人にするものでもありません。
本当の恋愛上手は「たくさんの恋愛経験がある人」ではなく、「一人の人を愛した期間の長い人」なんですね。
そういう人に相談しないで、恋愛経験豊富な人に相談すると「恋愛経験豊富な」人になっちゃうので気をつけてくださいね。
いる環境を間違える
これは相談する人を誰にするか、ということとも関係している話なのですが、普段その話題について誰とよく会話しているのか?も成否を分ける重要な要素です。
僕たちは気がつくと「居心地のいい人間」とつるんでしまう習性を持っています。
家族・恋人・学生の時の友達・会社の同期、、、などなど普段会話している人たちの平均値が自分の人生を作っているのです。
ということはその習性を活かして、スタイルが維持されているのが当たり前の人たちとを付き合うようにすると、ダイエットをする必要がなくなるのです。
なぜなら、ダイエットをするのが当たり前の環境から、ダイエットをしないのが当たり前の環境に変わるからです。「自分がいる環境」の力は絶大です。
恋愛も全く一緒です。
世の女性たちは「いい男がどこにいるのか?」真剣に悩んでいるようですが、僕の周りにはうじゃうじゃいて、「逆になんで見つけられないの?」と思うぐらいです。(付き合えるかは別として)
同時に恋愛でうじうじ悩んでいるひともほとんどいません。
僕はコラムニストなのでいろんな事例を知識としては知っていますが、同じような話を僕の友人たちに話すと「そんなことで悩んでいる人間がいるのか!?」と驚かれます。
恋愛で悩みたくないなら恋愛で悩んでいない人たちとつるむこと。
悩んでいる人同士の愚痴大会に参加したら、その瞬間に恋愛に失敗すると思った方がいいですよ。
アプローチを間違える
相談する人が代わり、いる環境が変われば当然アプローチも変わってきます。
ダイエットも恋愛も人それぞれ100%うまくいく方法なんて存在しませんが(だからいつまでもなくならない市場なのだと思うのですが)、成功しやすいアプローチならきちんと存在します。
ダイエットについて不勉強な人は「食べないか」「燃焼するか」ぐらいしかアプローチを知りません。
その手前の基礎を抑えないままダイエットしようとするから失敗しちゃうんですね。
恋愛について不勉強な人も「押すか」「引くか」ぐらいかバリエーションがありません。
その手前の人間の心への理解がないままに色々なテクニックを駆使しようとするから失敗しちゃいます。
どの道にも王道というのはきちんと存在していて、そこさえ外さなければ大成功はできなくても、そこそこの成功はできるんですよね。
では、どうすればいいのか?
この3つの間違いを起こしている人たちは一体どうしたら成功できるのかというと、まず一歩目にできることが「今会話している人を変える」ということです。
スノボーが上手くなりたいのに、スノボー未経験者にアドバイスを求めることってありませんよね?
でも、恋愛になるとそれやってしまう人がいるんですよ。なぜかスキーのインストラクターにスノボーの滑り方を習ってしまっているんです。
きちんとスノボーがきちんと滑れる人たちの輪の中に入って、その中で一番上手な人にアドバイスを貰えば100%上達しますから。
自分のいるコミュニティを見回して、「あ、ここにはいないな」と思うならそういう人たちがいそうな場所にいきましょう。
好きなコラムニストの開催しているイベントに行くとか、遠出が難しければオンラインサロンに入るとか、いろいろな方法で会話する人は変えられます。
自分の欲しい答えは、自分の脳みその外側にあるものなんですよ。(川口美樹/ライター)