こんにちは。沙木貴咲です。人気モデルや、フォロワーの多いインスタグラマーのコーデを真似する人は多いと思います。
■真似はオシャレの基本!でも……
どんな有名モデルも人気タレントも、初めからオシャレだったわけではなく、誰かを真似して試行錯誤を繰り返しながら『自分のスタイル』を築いてきたはず。
雑誌やインスタに見る人気者のコーデを真似することは、確かにオシャレの基本だと思います。
けれど、コーディネートとしては完璧でも、それが似合うかどうかは別の話。
自分の身長や体型、漂う雰囲気によっても、洋服の見え方は変わってきます。
筆者は以前、テレビで活躍するあるスタイリストさんから、こんな話を聞いたことがあります。
「人の顔ってみんな肌色だと思いがちだけど、実は黄色が強かったり、白が強かったりと微妙に違っていて、顔の色の傾向によって似合う服の色も違ってくる」と。
また、彼女から似合うと勧められた色は、自分が好んで着る色ではなく、目からウロコだったのを覚えています。
誰かのコーデを気に入って真似しても、実は似合っていないかもしれません。自己満足で終わらず、周りの男性も「似合っている。かわいい」と言ってくれるオシャレが、一番良いのではないでしょうか?
■体型や身長が近い人を真似する
大切なのは、自分と近い外見のモデル、タレントの真似をすること。また、体型が似ていても、雰囲気が自分とは異なる人は避けた方が安全です。
たとえば、奈々緒さんのコーデをゆるふわ系女子が真似ても、やっぱり違和感がありますよね。逆に、サバサバ系女子がゆうこすと同じ服を着ると、「ムリしてる」と思われてしまうはず。
自己満足を越えたワンランク上のオシャレをするには、「好き・嫌い」に関係なく、「この人だったら自分に似合いそう」を想像できるかどうかが大事です。
■完コピはしない。個性を必ず入れる
自分のセンスに自信がないと、誰かのコーデを完コピしたくなりますが、何か一つでも自分で選んだもの、好きなアイテムを入れてみましょう。
逆を言えばわかりやすいかもしれませんが、いかにも坂口健太郎さんを意識した格好をしていたり、菅田将暉さんを気取ったファッションをしていたりすると、なんだか萎えますよね。見ていて痛いというか……。
それと同じ印象を男性に与えてしまうのです。「服はかわいいけど……」と苦笑いされるのは避けたいもの。服だけでなく、「キミに似合っている」と思われるには、自分らしさを入れた方が良いんです。
最初のうちは、ちぐはぐな印象があるなど失敗するかもしれませんが、ファッションは失敗しないと気づけないことがたくさんあります。失敗してもいいので、自分らしさをどんどん工夫してみてください。
そんな試行錯誤をしていく中で、男性からは「おしゃれな人」「雰囲気がかわいい」と、注目されるようになるはずです。
■失敗の先に「私だけのセンス」が見えてくる
有名モデルだって、「それ格好いいの?」と首を傾げるような大失敗をいっぱいしています。友だちや同僚に何か言われても、「コレは違うんだな」と気づくだけでいいので、チャレンジすることが大事です。
そうして、誰かの真似に自分らしさを加えていく中で、あなただけのセンスが見えてきます。憧れの人物の真似をしなくても、気づけば自分で選び取ったもので「おしゃれで素敵な人」になれますよ。またそれは、男性から女友だちや同僚ではなく、恋愛対象と見られる大切な要因になるんです。
(沙木貴咲/ライター)