こんにちは。沙木貴咲です。失恋すると、とにかく悲しくて何もやる気になれなくて、仕事や人間関係に影響が出る人が少なくないでしょう。
■悲しみを味わい尽くす
好きな人を失った時に湧き上がるのは、大きな悲しみです。それ以外の感情はきっとないでしょう。
やる気が出ない、会社に行きたくない……と思うなら、一日中ひたすら悲しみを味わい尽くすのも良いと思います。
心のエネルギーが切れている時に、ムリをして「頑張らなくちゃ!」と奮起しても、空回りするだけ。消化しなければならない悲しみに見て見ぬふりをする方が、むしろキケンです。
大好きだった彼を思って泣いたり、気心の知れた友人に話を聞いてもらったりして、とことん失恋の悲しさに身を浸してください。
■悲しさだけにフォーカスしない
ひたすら悲しみだけを感じていくと、友だちの励ましをうれしく感じるとか、以前は気にも留めなかった本の一文に勇気づけられる、気晴らしに体験したヨガで気分がスッキリするなど、心が再び上がっていくきっかけが必ずあります。
そして、悲しみを味わい尽くしたなら、「悲しむだけでは終われない」と、失恋をプラスに捉えてみてください。
恋愛を損得で考えるのはあまり良くありませんが、失恋に関しては「彼を失うことで私は何を手に入れたか?」を、徹底的に考えた方が良いです。
良かれと思ってしたアプローチが、実は逆効果だとわかった。
男性が嫌う『地雷ワード』を学べた。
待ちに徹しすぎるとベストタイミングを見逃すと知った。
セックスをいつするかは、恋を成就させる上で大事。
……などなど、たくさんのポイントが見えてくるのでは?
中高年のオバサンは買い物でも何でも損をするのが大嫌いですが、失恋をした時は、あえてオバサン感覚になると良いですよ。得られるものはすべて得る、ただでは転ばない!とガツガツするくらいが、失恋の悲しみから立ち上がるにはちょうど良いんです。
■「次は絶対に幸せになる」というプライド
筆者は占い師なので、恋する女性のお悩みを数多く聞いていますが、恋のゆくえを最終的に決めるのは、ルックスでもテクニックでもなく、
「絶対に幸せになる」という信念とプライドだと感じています。
それがある人は失恋をあまり後に引かせず、「こんなところで立ち止まってはいられない」と立ち直るのも早いんです。
また、自分が幸せになることを第一に考える人は、失恋での失敗を理性的に捉えられます。同じ間違いを繰り返せないと、冷静に分析できるんですね。
そして、紆余曲折はしても最後に幸せをつかみ取る女性は、なかなかしたたかです。
失恋した時に、「こんなに悲しんだんだから、もらえるものは全部もらっていくわよ。絶対に損はしない」と思えるかどうかで、次の恋が決まるといっても良いでしょう。
■さいごに
失恋を生かせない人は、悲しみだけにフォーカスして「悲しかった」で終わってしまうタイプ。これでは、何が原因で失恋したのかもわからないはず。
失恋は良い恋をするための重要なステップで、失恋したということは、「次に出会うのはもっと素敵な人」という意味なんです。ただし、失恋の原因や失敗を学ばないと、それは叶いません。
悲しみに暮れた後は、オバサン的感覚で「損はしない」と、あえてガツガツすること。その中で、自分が幸せになるというプライドを高め、次の恋に生かすべきことを知るんです。
そうすれば、失恋の悲しみから立ち直りやすく、同じ失敗は二度と繰り返しません。次の恋も見つかりやすくなるでしょう。(沙木貴咲/ライター)