「自分を丸ごと愛してくれるような、優しくて相性がぴったり合う彼氏が欲しい!」
現実に「全部愛して」は厳しい
たとえば「洋服やメイクは王道モテ系よりも、男性ウケしない個性派が好き」という人もいるでしょう。そしてそんな自分を全部愛してほしいと、デートのときもいつもと同様、個性派で攻めてしまう場合も。もちろん彼が「かわいい!」と喜んでくれれば問題ありません。でもどうしても第一印象って、見た目が大きな割合を占めるもの。そのため内面を知る前に、内心「え……。何でそんな服で来たの?」と思われてしまう可能性もあります。
また彼氏ができても最終的に「重い」と振られてしまう人もいるでしょう。そんな重めの愛情を受け止めてくれる人を探すことも必要ですが、それと同時に「どうやったら相手の負担にならずに済むのだろう」と考えることも大切です。そうじゃないといつまで経っても同じことの繰り返しになってしまうでしょう。
もしあなたが「いつか王子様が現れればいいや」「まぁ最悪彼氏ができなくてもいいかな」と恋愛を長期戦で考えているならまだ良いですが、「人を見た目で判断するなんておかしい!」「私のこと本当に好きなら、重いなんて思わないはずなのに……」と焦りや苛立ちを抱えているのであれば、ちょっとだけ自分を変えてみても良いのではないでしょうか。
「自分をプロデュース」してみよう
「自分を変える」といっても、無理のない範囲で自分を使い分けていけばOKです。たとえば「彼氏が欲しいから、出会いの場だけはモテ系で攻めてみようかな」「彼が仕事中は連絡は控えよう」とか。その分、男ウケしないであろう服は女子会で着てみたり、我慢した分は彼と会ったときに甘えてみたり。
昔『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)という、堀北真希さん演じるいじめられっ子をを、修二と彰(亀梨和也さん、山下智久さん)が人気者にプロデュースしていく……というドラマがありました。(主題歌の『青春アミーゴ』も大ヒットしましたね)
目的は違えど、恋愛も同じで「自己プロデュース力」が大事になってきます。これは妥協や矯正ではなく、なりたい自分になるため、もしくは彼氏を作るためのひとつの方法なのではないでしょうか。
そうやって自分を適応させる工夫をしていけば、見える世界だけじゃなく、環境自体もかわっていきます。
おわりに
「いまの自分をすべて受け入れてくれる人と出会いたい」というのは、「偏差値の高い大学に入りたいけれど、受験勉強はしたくない」と言っているのと同じようなもの。
勉強も恋愛も、そう甘くはないのです。
でも「今日は気になる彼好みになってみようかな!」と、自分を使い分けるのって結構楽しいはず。そうやってポジティブに、新しい自分を作ってみてはいかがでしょうか。(和/ライター)