一言で「恋愛」といっても、そのスタートの仕方は人それぞれ。相手から言い寄られてその気になるタイプもいれば、自分からすぐに惹かれて恋に落ちるタイプもいます。
・「人を好きになる」ことの難しさ
まず第一に、メリット・デメリットやリスクについて考える前に知って欲しいのが、「人を好きになれる」ということがいかにすごいか、ということについてです。
惚れっぽい性格をしていると縁のない悩みではありますが、世の中には「恋がしたいのにできない」と嘆く人も少なくありません。
惚れっぽい性格、つまり人を好きになりやすいというのは、何をせずとも他人を好きになる喜びを得ることができるのです。恋愛では「愛される喜び」に着目してしまいがちですが、自分から誰かを愛するという喜びもまた、恋愛において欠かせないことですよね。
・必要なのは自分に合った最低限のリスクマネジメント
他人の魅力に気づき、自分の以外の誰かを好きになれるということ自体は誇らしいこと。でも、そこにはやはり少なからずリスクが存在し、恋のトラブルに悩む人は多いでしょう。
相手のことをよく知らないまま好きになって都合のいい女として扱われてしまったり、惚れやすいものの飽きっぽくて交際が長続きしなかったりと、「惚れっぽい性格」に関する悩みは人それぞれ。
そんな悩みを一概に「惚れっぽいから」という結論でまとめあげてしまうと性格そのものを直さなければならなくなり、非常に大変かつ困難です。惚れっぽいあなたが本当にしなければいけないのは、恋をスタートしたあと自分に起こりうるリスクに備えて最適なマネジメントをすることなのです。
例えば相手のことをよく知らないまま好きになってしまうことが多く、尽くしてしまいがちな人は、「盲目的にならない」「ここまで尽くしていいというラインを作る」というリスクマネジメントが有効的になるはずですよ。
・「惚れっぽい」と「恋愛依存」は別物
また、「惚れっぽい性格」と「恋愛依存症」はよく混合して考えられがちですが、これは一切の別物。
惚れっぽいこと自体は先にも書いた通り欠点どころか人として魅力的な点だと言えるでしょう。しかし、惚れっぽい人の中には恋愛に依存してしまっている人もいます。
恋愛依存をしている場合、「とにかく恋愛をしていないダメ!」という心理状態から自分を「惚れっぽい状態」にしているに過ぎません。この状態で相手を好きになっても、刺激的な恋愛関係だけを求めていたのでは健全な恋愛はできないでしょう。
これを機に、惚れっぽいとはいえ恋をしていない時期でも気持ちが充実しているかを見直し、自分がどんな恋愛をしていきたいのか、あらためて考え直してみるといいかもしれませんね。
・おわりに
他人の短所ばかりをつつき理想の相手を高く掲げすぎてしまうより、他人の長所に気づきそれを魅力的だと思える女性の方が圧倒的に素敵です。
あなたが「惚れっぽい性格」だとしても、それを引け目に感じることはありません。自分の性格に合わせたベストな恋愛の仕方、恋の相手を選んでいけるといいですね。(桃花/ライター)