最近、恋愛話をした二人の女性からたまたま「長年同棲生活をした彼氏と別れた」話をされました。
同棲を解消した3人の事例から共通点を考えてみる
兄は割とズボラなところがある反面、元カノさんは非常に几帳面で、物の置く位置は固定されており、ちょっとでもズレると怒られるのが窮屈だと常々言っていました。
しかし、別れの最終的な決定打は、彼が夢を追うために起業を選択したことを、元カノが応援できなかった、という点でした。
また、7年付き合い、同棲もしていた彼氏と別れ東京に出てきたSさんは、「好きは好きだったんだけど、無意識に女性のことを下に見ているところだけがどうしても許せなかった」と言っていました。
6年間一緒にいた彼との同棲の解消に踏み切ったKさんは、彼とエッチができなくなってしまったこと、でした。彼のお母さんもいい人、彼も優しくていつも自分を気にかけている、けど体が反応しない。それが別れの決定打になったと言います。
この3人の話から学べることは、「生活を共にすることができても、心理的負担に限界を感じたらどっちにしろ結婚相手には選べない」ということなのではないかと思います。
むしろそこさえ我慢できたなら、生活感のズレは「ある程度我慢できた」部分だったのではないかと思うのです。
同棲歴の長さはパートナシップと比例しない
長年同じ家に一緒に暮らしているけれど、夫婦間の愛情は冷めきっている、というカップルの存在を聞く限り、同棲歴の長さとパートナシップは正比例するものではないなとつくづく思うのです。
そこから言えることは、同棲することによって確かに相手のことを深く知るキッカケにはなるものの、根本的に結婚相手にふさわしいかどうかを掴むことはできない、ということではないかと思うのです。
大事なのは、一緒に暮らすことではなく、一緒に暮らして見て相手の「素」が出た時に、それをどう見極めるのか、ということではないかと思うのです。
ただ、これは結婚相手を見極めるという話限定ですので、必ずしも結婚を目的としない同棲の場合はその限りではありません。
ただ多くの人が勘違いしやすいのが、同棲の延長に結婚があると思うことではないでしょうか。
ただ同棲していてもその人の本質は見えて来ません。彼氏から結婚相手にスイッチを切るのであれば、今までと全く違った角度から相手を見てみる必要があるのではないでしょうか。
今、同棲している皆さんは、どう思われますか?(川口美樹/ライター)