男は女の気持ちが理解できない、女は男の気持ちが理解できない、そんな異性間のみぞを埋めるべく、両者の違いを比較しながらお互いの理解を深めるための連載第二弾。
彼氏は素直に自分の非を認めなくてはならない
男性にとって、自分のミスや過ちを認めることは非常に辛いものがあります。男性は何よりも「自分に力がある」と思っていたい生き物ですし、自分の好きな女性を守っているんだという実感に浸っていたい生き物です。
その気持ちはよくわかります。しかし、だからと言ってあたかも他人事かのように自分のミスを棚にあげてはいけません。
記念日を忘れていたら謝る、待ち合わせに遅刻したら謝る、「やっとくよ」と言ったことをやってなかったら素直に謝りましょう。
「大した問題じゃないだろ」とか「なんで女ってやつはそう細かいんだ」とか、一般化して物事を客観視するのはやめましょう。彼女にとってはそれが死活問題なのです。
自分の非を認めてしまうと、自分が弱い力のない人間になってしまうということを恐れてはいけません。あなたが素直で謙虚であればあるほど、彼女はあなたに「大切にされている」と感じ、あなたに感謝するはずです。
彼女は感情を爆発させる前に冷静になりましょう
彼氏のためを思って作った料理についても、デートのために準備したネイルについても、勇気を出して切ってみた前髪についても、何でもかんでもあなたの思いに彼氏が気づけるとは思わないことです。
男性は一つのことにしか集中できません。彼氏はあなたのことを考える時間にしかあなたのことを考えられません。他のことをしながらでも四六時中恋人のことを思って行動できるあなたとは脳みその作りが違うということを理解しましょう。
そしてその四六時中彼のことを思うが故に、彼があなたの気持ちをないがしろにするような発言をしたとしても、無駄に傷つかないことです。
料理は料理でしかないし、ネイルはネイルでしかないし、髪型は髪型でしかないんです。そこにあなたの主観的な思いや感情があることを想像できないんです。
「あの時もそう!こないだもそう!どうしてあなたはいつもそうなの!」と何でもかんでも紐づけてしまうと彼氏の頭の中はパニックです。自分の非を認めるどころか、あなたの悪いところを指摘し始めるでしょう。
客観性と主観性の違い
男性は、女性が想像以上に自分のことを思い、色々考えてくれていることに想像を膨らませましょう。
キレイだね、と褒めて欲しくてネイルを変えたの、とか、あなたの好みに合うかと思って前髪を切ったのとか、いちいち報告せずに急に「ねぇ、何か気づくことない?」と放り込んでくるのが女性です。
あなたは彼女がどれだけ自分のために思いを馳せてくれているかに、もう少し敏感になるべきです。あなたが彼女のことを思っているその100倍くらい、彼女はあなたのことを思っていると思って、客観視してしまわずに自分ごととして捉えましょう。
そして女性は、男性が想像以上に自分のことしか意識になく、複雑に物事を考えられる生き物ではないことを理解しましょう。
彼氏に悪気はありません。単純に、あなたが思い配慮してくれたことにまで気が回らないのです。
感情を爆発させて波状攻撃を行う前に、一旦自分を客観視して、彼の立場になって考えてみてください。
次回は、「個別化と一体化」の違いがテーマです。お楽しみに!(川口美樹/ライター)