無理な残業を社員に強いる会社や、無理なノルマを社員に課す会社といえばブラック企業ですよね。そのブラック企業って、人々からモテない会社の代表格みたいなものです。
■やってみないとわからないことだらけだから
たとえば女子のダイエットって、どれだけ健康的に痩せようと思っても、つい無理してしまうことなのでしょうか?無理というか我慢というか、無理な我慢というか、そういうのがないとダイエットって成功しないのか、しんどそうにダイエットをしている女子って、わりといますよね。
それから、ざっくりした言い方ですが、無理な自分磨きに関する話もときどき聞きます。なんらかの本を読んだ方が自分が磨かれるのか、あまり読みたいとは思わないけど、無理に1冊の本を読破しようとしている女子とか……。
若いとどうしても、自分がなにに興味があるのか、いまいちよくわからなかったりするし、少しばかり無理しないといけないみたいな強迫観念に駆られたりすることもあると思います。
それは良くないこととは限らないと思うんですよね。無理めなことをやってみて、やりながら「この方法は自分には合わない」というようなことを知るというのは、いいことだろうと思います。恋愛に限らず、物事なんだって、やってみないとわからないことだらけなのだから。
■そしたらモテるようになるから
やってみないとわからないからとりあえずやってみる、というのでもいいと思いますが、楽しいかどうかで判断してみると、いろんなことが見えてきやすくなるかもしれないですよ。
自分がやっていることを楽しいと思えるかどうか、という判断。あるいは、これからやろうとしていることに楽しさを見出せそうかどうか、という判断。
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「モテている人は、自分に無理をしていない」というのはつまり、モテている人は、なんでも楽しくやっているということ。あるいは、なんでも楽しくなるように自分なりに工夫しているということ。努力じゃなくて工夫。これは誰だって、自分のまわりにいるモテている人を見たら、すぐにわかることでしょう。
でもわたしたちはしばしば、自分にとってなにが無理で、なにが無理じゃないのか、自分で判断ができないですよね。
そういうときは、「わたし、今、ホントに楽しいのかな?」とか、「もっと楽しくやれる方法ってないのかな」と、自分に問いかけてみて。
そしたら少しずつ、自分にとって無理をしないとはどういうことなのかが、自分なりにわかってくるから。これがわかってくれば、笑顔でいられるときが増えるから。そしたらモテるようになるから。(ひとみしょう/文筆家)
【今夜はちょっと、恋の話をしよう】